「DELI&BAR 1899 TOKYO」は、日本茶をテーマにしたレストラン&デリカテッセンだ。店内は“現代の茶屋”をイメージし、「お茶ソーセージと彩り野菜のグリル」(400円)や「グリルチキン抹茶チーズソース」(380円)、「茶粥」(200円、すべて税込み価格)などのお茶料理を提供。野菜を中心とした和洋の惣菜も多数揃え、あれこれ楽しめるよう料理は少量ポーションで、1品120円~という手頃な価格で用意している。

女性の1人ディナーも気軽に

店内のショーケースに並ぶこれらのデリメニューを組み合わせて選び、注文するシステムで、メイン1品、惣菜3品、主食1品を選ぶ「お食事セット」(980円)もあり、女性の一人ディナーも気軽に利用できる。テイクアウトも可能で、近隣オフィスの社員がランチにテイクアウトしたり、同店が入るホテルの利用客が購入し、部屋で楽しむケースも多いという。

手頃な価格で少量ずつ注文できるのがうれしい

日本茶というテーマからもわかるように、同店はもちろんインバウンドを意識しているが、一方で「飲食店の姿勢としても、やはり日頃から利用していただける、お近くの日本人リピーターありき、と考えています」(同店広報)という。

さて、各種のお茶料理もさることながら、この店で注目したいのが、アレンジが光るオリジナルの日本茶カクテルだ。玉露茶で作った丸い氷をジンに浮かべたマティーニや、ミントの代わりに大葉と抹茶を使ったモヒートなど、外国人観光客はもちろん、日本人にとっても新鮮だ。

写真左から、玉露氷をジンに浮かべた「マティーニ1899」、玉露を漬け込んだドライジンを使用した「侘び寂びスリング」、梅酒、国産ウィスキー、燻した紅茶を加えた「御茶ノ水」、大葉と抹茶を使った和風の「ドラゴンモヒート」。価格はすべて1000円(税込み)。

ショーケースに並ぶ料理を選んで注文。夜は、これらのデリメニューをつまみに一人でちょい飲みする女性客の姿も。

●店舗情報
「DELI&BAR 1899 TOKYO(デリ&バル 1899 東京)」
所在地:東京都港区新橋6-4-1(「ホテル1899東京」1階)
営業時間:11時30分~22時、無休
坪数・席数:36.3坪・42席
平均客単価:ランチ1,000円/ディナー3,000円

◇外食レストラン新聞の2019年3月4日号の記事を転載しました。