ボンジョルノ! イタリア在住フードライターの鈴木奈保子です。今回ご紹介するのは、忙しいママにぴったり!超簡単ハンバーグのレシピ2つです。日本のこだわりハンバーグと違って、イタリアのママたちの定番ハンバーグは、玉ねぎのみじん切りを茶色くなるまで炒めないので、15分もあればできてしまいます。
子どもだけではなく大人にも人気のシンプルハンバーグは、お弁当にもぴったりです。時間がないときの定番レシピに決定!

人気のハンバーグは、シンプルな材料でもっとおいしく簡単になる!

日本の洋食の中でも、特に人気なハンバーグ。安上がりなミンチ肉が主な材料なのに、柔らかくて食べやすくて、高級ステーキよりも人気のメニューかもしれません。大人も子どもも大好きですよね。

ところが、ハンバーグと言えば玉ねぎのみじん切りがつきものですよね。涙をぬぐいながら、玉ねぎを細かくみじん切りにして、焦がさないように弱火で茶色くなるまで炒めるのはかなりの手間。特に最近ではこだわりのハンバーグが人気なので、忙しいときに作るのは、結構大変です。

一方、イタリアではハンバーグは超簡単、忙しいワーママにとってうれしい定番メニューです。材料が少なくても、新鮮でいい素材を使えば、それだけでずっとおいしく簡単にできるのです。

卵も玉ねぎもパン粉も不要!10分でできるイタリア風簡単ハンバーグレシピ

【材料】4人分
牛肉ミンチ 600g
パルミジャーノレジャーノチーズ(すりおろしたもの) 40g
マスタード 小さじ4
パセリ(みじん切り) 大さじ1
ナツメグ 少々
塩 適量

【作り方】
1.牛肉に塩以外の材料を順に加えて混ぜ、4等分にする。
2.それぞれを楕円に形作って、オーブンシートなどに挟んで平たくする。
3.グリル用のフライパンで、両面をそれぞれ4分ほど焼く。

4. 焼きあがったら、上から塩をふる。
5. お皿またはハンバーグ用のパンにのせて出来上がり。

このレシピは、玉ねぎや卵などのつなぎが入らないのでお肉の味をストレートに楽しめて、軟らかいステーキといった感じです。日本のレシピのようにお肉をしっかりこねず、軽く混ぜ合わせるだけです。

家庭によって、赤ワインやオリーブオイル、ニンニクを加えたり、パセリの代わりにタイムやバジルを加えたりとバリエーションがありますが、基本はいたってシンプルです。

お肉が薄く、アツアツのグリル用フライパンで焼くので、本当に10分あればできます。

15分でできるイタリア風簡単ハンバーグレシピ

【材料】4人分
牛肉ミンチ肉  450g
食パン 1枚
牛乳 100㏄
パセリ 少々
小麦粉 少々
オリーブオイル 大さじ1
塩 適量

【作り方】

  1. 食パンを牛乳に浸して柔らかくする。
  2. 牛肉に軟らかくなった食パン、パセリのみじん切りを加えて混ぜ、4等分にする。それぞれ楕円の形に丸めて、オーブンシートなどに挟んで平たくする。
  3. ハンバーグの表面に軽く小麦粉をはたく。
  4. フライパンにオリーブオイルを入れて、両面をそれぞれ4分ほど焼いて上から塩をふる。オーブンで焼いてもよい。
  5. お皿またはハンバーグ用のパンにのせて出来上がり。

こちらはつなぎが入るので、食パンを牛乳に浸す手間、お肉とよく混ぜ合わせる手間がかかりますが、15分もあればできます。パンと牛乳が入る分、「10分ハンバーグ」に比べてやさしい味わいなので、お子様に人気のレシピです。オーブンで焼いてもおいしくできます。

簡単ハンバーグはソースまで簡単だった!

作り方がシンプルなイタリアハンバーグに合わせるソースは、マスタード、ケチャップ、またはマヨネーズというのが一般的。

シンプルにお肉の味を楽しむものなので、お肉の味を隠してしまうドミグラスソースや照り焼きソースは必要ありません。付け合わせに、シンプルなグリーンサラダがあれば十分です。

ハンバーグ用のパンがあれば、トマトやチーズと一緒にはさんでヘルシーなハンバーガーにすると、子どもたちも大喜びですね。もちろん、お弁当にも最適です。

日本の本格的ハンバーグももちろんおいしいけれど、仕事帰りの忙しいママにおすすめのイタリア風ハンバーグです。意外なおいしさにびっくりすることうけあいです。