佐賀県在住のほどほど頑張る料理好きライター・イワハシです。仕事に家事に忙しいワーママさん。時にはご飯に手間かけずパパっと作ってしまいたい時もありますよね。そんなときにおすすめなのが「丼もの」です。何品も作る手間がかからないうえに、子どももパパも大好きな丼ものはワーママさんの夕ごはんの味方でしょう。
今回は、比較的楽な丼ものをもっと楽に作れる、でも手抜きじゃない丼ものを3品紹介します!

スーパーの力を借りて超時短!調理済みのお惣菜をリメイクしよう

具材から調理する場合は、切って火を通して…となんだかんだ30分くらい時間がかかります。そんなに時間かけたくない!という方、スーパーにその手間を任せましょう。全部自分でイチから作ることはありません。

元は惣菜でも、ちゃんと手をかけておいしければ手抜きだなんて言われないでしょう(笑)あらかじめ調理済みのスーパーの惣菜をおいしくリメイクすることで、加熱時間など待ち時間を大幅に短縮できますよ。

また、時間がかからない料理として最初に脱落する「揚げ物」を候補に入れることができるのもメリットです。なぜならスーパーがすでに揚げてくれているからです。

ということで今回は以下の3品をつかって3つの丼ものを作ります。

どこのスーパーにもある「唐揚げ」「とんかつ」「刺身」ですね。こちらをリメイクして10分以内でできる親子丼・カツ丼・りゅうきゅう丼を紹介します!

察した方も多いと思いますが実は親子丼とカツ丼は作り方が同じです。のせる具を変えれば「エビカツ丼」やら「イカ天丼」などバリエーションが効きます。

ちなみに丼ものには「親子鍋」と呼ばれる、丼ものを作る時向けの小さい鍋がありますが、ご家庭にない場合が多いのでフライパンで作ります。

超時短親子丼 衣がいい味出してる!

【材料】(2人分)
・スーパーで買った唐揚げ 1パック
・卵 2個
・玉ねぎ 1個
・だし汁 つゆだく~しっかりめでお好みの量(最低限フライパンの底が浸かるくらい)

【作り方】
1.卵は溶き、玉ねぎは薄くスライスする。唐揚げは好みでざく切りする。
2.フライパンにだし汁を入れ、強火で沸騰させる。アクを取ったら中火にして玉ねぎと刻んだ唐揚げを入れる。

だし汁はすぐ沸騰するのでそんなに待ちません。唐揚げは時間が経っていると少し固いので玉ねぎと同時に入れちゃって大丈夫です。

3.唐揚げが好みのやわらかさになったら卵を半分回しかける。

卵は、とろり半熟の部分を作るために2回に分けて入れます。1回目はだし汁をしっかり卵に吸わせる感じで様子を見ましょう。しっかりグツグツいっても問題ないです。

4.卵の色が変わったら火を消し、残りの卵を回しかけて蓋をする。

2回目の卵を入れた後は余熱で軽く火を通します。そのために2回目は蓋を閉めましょう。

5.この間にご飯を丼に盛り、蓋を開けてごはんの上におたまなどで具をのせれば完成。

余熱で火を通す間に食卓の準備やご飯をよそったりすれば、時間を無駄にせず完璧ですね。専用の親子鍋だと1人前ずつしかできませんが、フライパンなら2~4人前くらいまでは一気に作れますし、洗い物も少ないのでおすすめです。

個人的には唐揚げは5分くらい煮込んだほうがおすすめ。衣が意外と天ぷらの衣のような食感になっていい味出してますよ。

超時短カツ丼 とんかつ作りはスーパーにお任せ!

【材料】(2人分)
・スーパーで買ったとんかつ 2枚分(写真は大判を買ったので1枚です)
・卵 2個
・玉ねぎ 1個
・だし汁 つゆだく~しっかりめでお好みの量(最低限フライパンの底が浸かるくらい)

【作り方】
1.卵は溶き、玉ねぎは薄くスライスする。カツは切れていなかったら切っておき、レンジで加熱しておく。
2.フライパンにだし汁を入れ、強火で沸騰させる。アクを取ったら中火にして玉ねぎを入れる。(衣がだしを吸ったカツが好きな方はここでカツを投入)
3.玉ねぎに火が通ったらカツを入れ、卵を半分回しかける。
4.卵の色が変わったら火を消し、残りの卵を回しかけて蓋をする。
5.この間にご飯を丼に盛り、蓋を開けてごはんの上にフライ返しなどで具をのせれば完成。

基本的に親子丼と変わらないので、カツ丼で気をつけるべき調理のポイントのみお伝えしますね。

親子丼と違ってカツ丼は衣のサクサク感が好きな人も多いと思いますので、カツの場合は先にレンジで加熱しておきましょう。加熱中に玉ねぎなどを切っておくとタイムロスになりません。

カツ丼のカツはおたまだと取りにくいので、先に周りの卵や玉ねぎなどをのせておき、あとでフライ返しでのせるときれいに盛れますよ。

超時短りゅうきゅう丼 刺身をたれに漬けるだけ

「りゅうきゅう丼」とは沖縄の料理…ではなく、大分県の郷土料理です。甘辛いタレに海鮮の刺身を漬け込んで、ごはんといただきます。「ひゅうが丼」「あつめし」とも呼ばれているようです。

こちらはもはやフライパンさえ使いません。タレの材料も家にあるようなものばかりなのでお手軽に作れます。丼はもちろん旦那様の晩酌のおつまみにもぴったり。

【材料】(2人分)
・スーパーで買った刺身 1~2パック(200gほど)
・ごま 適量
・薬味(ねぎ・大葉・のりなど) お好み

《漬けダレ》
・醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1
・酒 大さじ1

【作り方】
1.漬けダレの材料を合わせて、レンジでアルコールを煮切ったら、刺身を漬け込む。

お酒が入っていますので、お子様がいる場合は特に注意ですね。1回レンジで加熱してアルコールを飛ばして、冷やしてから漬け込むと良いでしょう。

2.ラップをして冷蔵庫へ。漬ける間に薬味などの準備をする。
3.10分ほど漬けたらごはんの上に刺身を盛り、ごまをふりかけ、薬味をのせたら完成。

マストのアイテムはごまです。今回はいりごまを最後にかけましたが、すりごまをタレにふんだんに入れるのも風味が出ておいしいと思います。タレもアレンジが効きますのでお好みの味を作ってみてください。

また、10分以内でもしっかり味はつきますが、時間に余裕があるのであればぜひ30分くらい漬けたものを食べてみてくださいね!

面倒なことはスーパー任せ!うまく調理済みの食べ物を活用しよう

切る、揚げる、加熱する…このような調理の工程は、惣菜など既に出来上がっている商品を活用することで、大幅にカットすることができます。時間がない中でもおいしくしっかりしたものを、というワーママさん、うまく調理済みの食べ物をリメイクして「半分だけ」頑張ってみましょう!