佐賀県在住のほどほど頑張る料理好きライター・イワハシです。突然ですが、私、大豆商品に目がないのです。特に好きなのがお豆腐です。夏はキリッと冷やして見た目も涼しく、そして冬は湯豆腐で体の芯からあったまり…豆腐はオールシーズン楽しめる食べ物ですね。
ところで佐賀県には有名な温泉があります。「日本三大美人の湯」のひとつで全国的に知られている嬉野温泉です。そこで有名なのが嬉野でわく温泉水を使用した「温泉湯豆腐」。今回は嬉野温泉での「温泉湯豆腐」の美味しい食べ方を紹介したいと思います。暑い時期にもぱくぱく食べれる方法もご紹介!

嬉野以外でも手に入る温泉湯豆腐。オーソドックスな食べ方はやっぱり湯豆腐!

温泉湯豆腐の特徴は、なんといってもトロットロにとろけるところ。水が白濁するほどのとろけ具合は、嬉野から出る温泉水の成分によって引き出されています。

その性質から、この豆腐は嬉野でしか食べられない、と思われがちですが、今は、佐賀県内であれば嬉野以外でも温泉水と一緒に豆腐が販売されています。今回購入した温泉豆腐と温泉豆腐用の調理水も、佐賀市内のスーパーにて購入しました。

佐賀県外ではこの調理水を手に入れるのは難しいかもしれませんが、実は水に少し重曹を加えることでとろける温泉湯豆腐を再現することが可能ですので、食べてみたい人はこれで試してみると良いでしょう。

まず食べてほしいのはオーソドックスな食べ方である湯豆腐です。独特な口溶けにハマってしまう人も多い味わいです。

作り方は簡単です。鍋に調理水を入れ、豆腐を煮込むだけ。しばらくは中火~強火でぐつぐつ煮込んでも問題ありません。しばらくすると温泉湯豆腐ならではの変化が起きてきます。

しばらくすると調理水の効果で豆腐が表面から徐々に溶け出し、調理水が白濁していきます。この状態になると今度は弱火~中火くらいでコトコト煮込みましょう。角が取れてきて水が濃く白濁してくると食べどきですね。

見て下さい。表面が溶けたようになっていますね。口溶けもとろっとろで非常に美味しいですよ!まずはぜひこの温泉湯豆腐の美味しさを感じてみて下さい。

豆腐の定番の調味料といえば醤油ですが、嬉野では胡麻だれで楽しむのが主流です。もちろん醤油でも美味しいですが、胡麻がたっぷりのたれ、そしてポン酢でも美味しく頂けますよ。

豆腐が溶け出した汁も美味しく栄養素も豊富ですので一緒に飲むことをおすすめします。鍋で調理水と豆腐を使用すると豆乳鍋みたいになります。煮汁でしゃぶしゃぶなども美味しいですよ。ぜひ煮汁と一緒に湯豆腐を楽しんで下さい!

湯豆腐だけど冷やしても美味しい!さっぱり冷や汁風にも

温泉湯豆腐は寒い時期にはぴったりですが、暑い時期にはちょっと敬遠しがち……。でも実は冷ましても美味しいんです。作り方も簡単。上の作り方で温泉湯豆腐を作ったら皿に移して冷蔵庫でキリッと冷やします。

なめらかな食感はそのままに、冷奴ならではの涼味を楽しめますよ。個人的なおすすめは胡麻だれを加えて冷や汁風にごはんにのっけて食べる食べ方。

煮汁も一緒にごはんの上にぶっかけて冷汁のように食べます。さらさらと食べることが出来ますので、暑い日にもぴったり。いろんな薬味や魚のほぐし身、きゅうりなどの野菜と合わせて食べても美味です。

オールシーズンいろんな食べ方で楽しめる嬉野温泉の温泉湯豆腐。お取り寄せなども出来ますのでぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか?