【簡単キッシュ】冷めてもおいしいイタリア風レシピ!お弁当にもぴったり
ボンジョルノ!イタリア在住フードライターの鈴木奈保子です。今回ご紹介するのはオーブンで作る簡単なキッシュです。キッシュといっても生地なしなので、思い立った時に作れる便利なレシピです。生地がないと冷めても美味しく食べられますよ。
キッシュは好きな具を入れたオーブン料理!
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【簡単キッシュ】クリスマスのおもてなしにイタリア流キッシュ♪生地から手作り
キッシュはもともとフランスのアルザス・ロレーヌ地方の家庭料理。パイ生地の中に、卵や生クリーム、ベーコンを入れてオーブンで焼いた甘くないパイのことです。ワンプレートで手軽に食べられるので、最近では日本でも休日ブランチのメニューとしてすっかり定着していますね。
イタリアでは通常キッシュではなく、塩味のケーキという意味のトルタサラータと呼ばれます。モッツァレッラとハム、ズッキーニとパンチェッタ、ほうれん草とソーセージなど、様々なバリエーションで、ホームパーティなどにもよく登場します。
具に関しては特に難しいルールはないので、好きな具を組み合わせても、冷蔵庫に残った材料を組み合わせても、いろいろアレンジできるので便利な料理です。
パイ生地を使った出来立てのキッシュはサクサクして美味しいけれど、冷めてしまうと生地がふにゃっとして全く違うものになってしまいます。温めなおせばいいだけですが、お弁当などには向きません。
ところが生地を使わないと、逆に冷めたものでも十分美味しく食べられます。普段忙しいママは少し多めに作っておいて、残ったものを翌日のお弁当やおやつにも使うと便利ですよ。もちろん、冷凍することもできます。
ポイントは少し濃いめの味付けにしたほうが美味しくなります。
ベーコンとブロッコリー、ほうれん草の簡単キッシュのレシピ
【材料】直径18cmのケーキ型
ベーコン 50g
玉ねぎ(小) 1/2個
ブロッコリー 50g
ほうれん草 50g
ジャガイモ(小) 1個
卵 2個
牛乳 200cc
薄力粉 20g
粉チーズ 50g
ピザ用の溶けるチーズ 100g
塩、コショウ 少々
オリーブオイル 大さじ1
バター 少々
細かいパン粉 大さじ4
【作り方】
1. 薄切りにした玉ねぎをフライパンに入れ、オリーブオイルで弱火で炒める。
2.さっとゆでたほうれん草とブロッコリーを小さく切って、フライパンに加える。小さく切ったベーコンも加えて炒め、塩、こしょうで味付けする。
3.大きなボウルに、卵、牛乳を入れよく混ぜ、薄力粉、粉チーズも加えてかき混ぜる。
4.バターを塗ったケーキ型にパン粉をまぶし、おろした(薄切りにした)ジャガイモ、(2)を順に入れて、上から卵液をかける。
穴の大きなチーズおろし器でおろした(薄切りにした)ジャガイモを下に敷く。
5.表面にピザ用のチーズ、パン粉をかけて、160度に熱したオーブンで約30分焼いたらできあがり。
私はモッツァレッラチーズを使っていますが、ピザ用の溶けるチーズでOKです。
お好みの野菜でアレンジを
今回はブロッコリーやホウレン草といった冬野菜を使いました。ご家族の好みの野菜にアレンジしても大丈夫です。ただ味が淡泊すぎないように、ベーコンなどの味の濃いものを使うほうが美味しくできあがります。
ジャガイモは、目の粗いチーズおろし器で小さくおろしています。こうすると、事前に茹でなくていいので簡単です。もちろん、ゆでたものを薄切りにしてもいいのですが、おろしたジャガイモは食感が楽しいです。
またパイ生地がないので、底にはパン粉を敷きました。イタリアのパン粉は日本のものより目が細かいので、日本のパン粉をミキサーなどで細かくしてから使うほうがいいでしょう。卵液にも少し小麦を入れて、卵液がつながるようにしています。
普段は忙しいママも、休日に冷蔵庫にある野菜やハムなどを利用して、ぜひ作ってみてください。ほっと一息できるおしゃれなカフェ風のブランチを、たまにはご家庭でゆっくり楽しんでくださいね。
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