赤城乳業は、5月16日から「ガリガリ君リッチレアチーズ味」(100ml130円)を発売した。“夏のチーズ”テーマに、近年人気のスイーツ系かき氷をイメージして開発した。
発売に先立ち5月12日には、「サマーコレクション試食会」を東京都千代田区の紀尾井ガーデンシティカンファレンスで開催。萩原史雄営業本部マーケティング部部長がゴールデンウイークも30%以上の伸びを示し好調だったことを振り返った。今回「ガリガリ君リッチレアチーズ味」の発売で「夏は攻める。アイス売場から夏を元気に」と日本の夏を盛り上げていく意気込みを語った。

試食会では、ガリガリ君専属気象予報士でウェザーマップの江花純氏が今夏の天気を予測。夏が涼しくなるエルニーニョ現象の可能性が高いが、早くても秋以降に発生する。「この夏には特にエルニーニョ現象は受けないと考え、普通の夏がやってくる」と語った。

もう一つ、夏の暑さを予想する有力な情報として、フィリピンの海面水温が例年より高く、夏の太平洋高気圧を強める働きがあるため「日本列島の広い範囲で暑い夏になる」と長期に予報した。

新商品は、レアチーズ味のアイスキャンデーの中に、レアチーズ味かき氷とレモンチーズ味ソースを入れた。アイスにはクリームチーズとマスカルポーネチーズの2種を使用し、コクのある味に仕上げた。かき氷の中にはレアチーズと相性の良いレモン風味のソースを入れ、味の変化が最後まで楽しめる。

スイーツとしてのおいしさを追求し「氷のサイズを細かくし、従来のガリガリ君よりも軟らかく、滑らかな食感に仕上げた」(開発本部商品開発部の海野裕貴副主任)という。

新商品とサマーコレクションを紹介するガリガリ君(左)と開発本部商品開発部の海野裕貴副主任

このほか、17年夏は「ソーダ味」だけでなく、夏にぴったりの「スイカ味」「梨味」、ポケモンとコラボレーションしたマルチ「リッチチョコチョコ」を展開する。

◇日本食糧新聞の2017年6月2日号の記事を転載しました。