札幌すすきのを中心に新たなジンギスカンスタイル
昨年から今年に入り札幌でジンギスカン業界が活性化している。専門店の新規オープンが相次ぎ、すすきのを中心におしゃれな空間、プレミアムな道産羊肉、さくら肉と羊肉など新たなジンギスカンスタイルが注目されている。2016~17年にニューオープンしたジンギスカン専門店を紹介する。
プレミアムな羊肉・おしゃれ空間…
16年4月オープンした「成吉思汗 なまら」。炭火焼七輪のジンギスカンを楽しめる北海道らしい雰囲気の人気店。注文を受けてから生肉を手切りで提供して切り置きは一切しないこだわり。最高品質の熟成した生ラムチャックロールは、程よく熟成され軟らかくて臭みもなくジンギスカンが初めての人でも満足できる。
アメリカンダイナーズの雰囲気が満点な「50’sジンギスカン」(札幌市西区発寒)は16年5月にオープン。BGMは1950年代のアメリカンポップス、オールディーズ、ロカビリー。生ラムショルダーはブロックで仕入れ肉の筋などを丁寧に取り除いた軟らかくクセがない。値段も680円とリーズナブルでうれしい。
16年8月にオープンした「63ジンギスカン」。店舗デザインは有名デザイナーが手掛け、ジンギスカン専門店らしからぬ白を基調としたシックなこだわり空間が特徴。ヒツジ肉は仔ヒツジ1頭から4~5人前しかとれない希少なチャックロールを提供。
16年8月にオープンした「北海道産ひつじ肉 炭火兜ひつじ」。道内でも1割しか流通しない貴重な道産ヒツジ肉をヒツジ牧場から直接取り寄せて提供している。ネットワークはゴーシュ羊牧場、しずお農場、松山農場、BOYAファーム。メニューは道産ヒツジのサガリ、ヒレ、レバーをはじめ、ミノ、ハチノス、ギアラ、センマイといった希少部位。
「さっぽろ炭火生ラムジンギスカン七福」は16年10月にオープン。ラム肉は農薬を使用していない自然の牧草で飼育された安心・安全で知られる希少なグラスフェッド。赤身が多く脂肪分が少ないのでさっぱり、ヘルシーさが特徴。
厳選した生ラム肩ロースを提供する「生ラムジンギスカンひつじ苑」は16年11月にオープン。生ラムジンギスカンは肉の厚さが8mmほどで食べ応えありだが、軟らかくジューシーで人気。
白石区東札幌にあるジンギスカン専門店「桜成吉思汗」は16年11月、元イタリアンの店を業態変更して桜成吉思汗をオープンした。桜の店名から生ラムジンギスカンと馬肉を軸としており、シーズンによって鹿肉も提供する。
16年12月オープン「羊食市場しまだや狸小路店」は、創業50年の炭火焼肉島田屋本店からのれん分け「炭火deジンギスカンしまだや」の2号店。島田屋ジンギスカンの味を受け継ぎ、毎日一枚一枚を丁寧に手切り、秘伝のもみタレに漬け込み仕込んだこだわりの味。臭みもなく軟らかいラムのおいしさを楽しめる。
16年12月にオープンした「じんじん伏古店」。じんじん本店のフランチャイズ店だ。じんじん伏古店は1階が48席、2階80席まで対応可能のゆったりした店舗。大型バスの乗り付けも可能となっている。
「成吉思汗 炭火焼鳥TOM」は17年1月、白石区東札幌にオープン。生ラムにこだわり良質なヒツジ肉の仕入れに徹して品質には自信を持つ。
17年1月「らむの家(や)」はすすきのへ移転オープン。厳選したラム肉へのこだわりに一貫して提供している。看板メニューは子ヒツジ1頭から1kgほどしかとれない貴重部位の生ラム肩ロース。やや厚切りの霜降りにこだわり、臭みがなく軟らかくラム肉のうまみを存分に味わえる。
「やまじん豊平店」は昨年6月に開業したが今年2月にリニューアルオープン。1951年創業の食肉卸である肉の山本が経営。食肉卸が直営するこだわりのジンギスカン専門店だからラム肉の品質は間違いない。こだわりと抜群の鮮度で味わえる本格ジンギスカン。
◇日本食糧新聞の2017年5月29日号の記事を転載しました。
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