こんにちは! 食生活指導士の桑原田陽子です。今回は、0歳児向け簡単手づかみレシピをご紹介したいと思います。「手づかみ食べ」は離乳食後期の生後9ヵ月頃から始まります。食具を上手に使えるようになるための基礎となる動き、脳に良い刺激を与える、等の情報を耳にすると、積極的に手づかみ食べをさせてあげたいと思いますよね。一方で、洋服や床が汚れて家事の負担が増えることに頭を抱えているママもいるかと思います。
忙しく働くママたちにとって、帰宅後の家事は少しでも減らしたいと願うもの。そんな働くママ必見! 家事の負担を最小限に抑えられる、子どもが喜ぶ栄養に配慮した簡単手づかみレシピをご紹介したいと思います。

納豆ハンバーグ 子どもの手がベタベタになる心配がない!

栄養面を考えると取り入れたいけれど、手づかみ食べの時期だからと敬遠しがちな食材のひとつが納豆ではないでしょうか。今回は、子どもの手がベタベタになる心配がなく、床にこぼれ落ちる心配も少なくて済む納豆ハンバーグをご紹介します。

「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、生後9ヵ月から11ヵ月の乳児に必要な一日のビタミンK摂取目安量は7μg/日です。

ビタミンKが豊富な納豆は100g(糸ひき納豆)あたり150μgの含有量なので、納豆を1日に5g摂取すればこの時期に必要なビタミンKを補えることになります。そんなお助け食材納豆を使用した手づかみ食べハンバーグのレシピをご紹介します。

【材料】(6個分)
ひきわり納豆 1/2パック20g
鶏ももミンチ肉 65g
鶏むねミンチ肉 65g
人参 中1/5本(20g)
サラダほうれん草 5枚(15g)
ひじき水煮 15g
豆腐 大さじ1
出汁 100cc
片栗粉 大さじ1/2
米油 小さじ1/2

【作り方】
1.にんじん、サラダほうれん草、ひじきをみじん切りにして、シリコンスチーマーに入れて、出汁を加えて電子レンジ500W・5分間加熱する。

2.(1)の汁気を切ってボウルに移し替え、そこに、納豆、鶏ももミンチ肉、鶏むねミンチ肉、豆腐、片栗粉を加えてよく混ぜ合わせて、好みの大きさに形成する。

3.米油をひいたフライパンを弱めの中火で熱し、(2)を並べ入れる。

両面が黄金色になり火がしっかり通るまで焼いたら完成。

野菜スティックまろやか味噌ソース添え さまざまな食感を楽しめる!

子どもの食が進むか否かを決める重要な要素のひとつに食感があるかと思います。我が家の子どもも、苦手としているわけではない野菜であっても、切り方や調理法によっては食が進まないということがあります。

そんな子どもたちにおすすめなのが野菜スティック! シンプルですが、いろいろな食感が並ぶことで、食べることがより楽しくなるのお料理のひとつかと思います。

【材料】(1人分)
人参 1/4本
きゅうり 1/3本
大根 厚さ1cm程度の輪切り1個分
片栗粉 小さじ3/4
水 大さじ2
[A]味噌 小さじ3/4
[A]スキムミルク 大さじ1/2
[A]てんさい糖 小さじ1/2

1.人参、きゅうり、大根を子どもの食べやすい大きさに切る。

2.(1)を子どもが好む食感になるまで湯がく。
3.ソースを作る。耐熱皿に混ぜ合わせた[A]を入れ、軽くラップをかけて電子レンジ500W・40秒間加熱する。その後、片栗粉と水を加えてスプーン等で混ぜ合わせて、再び、電子レンジ500W・40秒間加熱し、片栗粉がだまにならないように素早くかき混ぜたら完成。

4.野菜スティックにソースを付けて戴く。

スイートかぼちゃ 冬におすすめの簡単おやつ

離乳食も3回食が定着する生後9ヵ月頃から11ヵ月頃。そろそろおやつをあげてみようかなと検討されている方もいらっしゃるかと思います。また、保育園に通っていらっしゃる場合、おやつの時間が設けられていることが多いため、休日のおやつはどのようなものをあげようかと悩む働くママもいらっしゃるかと思います。

そんなママたち必見! 冬のこの時期おすすめ! 免疫力を高めると言われているβカロテン豊富なかぼちゃを使った簡単手づかみおやつレシピをご紹介します。

【材料】
かぼちゃ 1/14個(100g)
てんさい糖 小さじ1/2
牛乳 大さじ1
胡麻 大さじ1/2
米油 小さじ1/2

【作り方】
1.かぼちゃを3cm角程度の乱切りにする。
2.シリコンスチーマーに(1)を入れて、かぼちゃが完全に浸るまで水を注ぐ。電子レンジ500wで5分間加熱する。

3.(2)にてんさい糖と牛乳を加えて、電子レンジ500W・1分間加熱する。
4.(3)をスプーン等で潰し、胡麻を加えて混ぜ合わせる。

5.米油をひいたフライパンを弱火で熱し、(4)を入れ、両面が黄金色になるまで焼いたら完成。