管理栄養士の矢崎海里です。ヘルシーでお手頃、まさに家計の味方「鶏むね肉」。ですが、調理に失敗するとパサパサになってしまい、残念な思いをしたことがある方もいるのではないでしょうか。
今回は片栗粉でパサつき知らず! しっとりと仕上がる鶏むね肉のレシピをご紹介します。

しっかり火を通すのに低温調理風

いま流行の低温調理を使うことで、鶏ハムやサラダチキンなどをしっとりと仕上げることができます。でも、中心までしっかりと加熱されているのか、細菌が死滅しているのかなど、調理に不安な点はありませんか?

今回ご紹介する、片栗粉を使った調理法は、しっかりと加熱をし火を通すのに、低温調理をしたような食感が楽しめます。たった15分で作れるレシピを、早速ご紹介していきます!

基本のレシピ

【材料】(1人分)
鶏むね肉 80g
片栗粉 大さじ2

【作り方】
1.鶏むね肉は5mm程度の厚さにそぎ切りにし、水気をペーパータオルで拭き取る。

2.片栗粉を両面まんべんなくまぶす。
3.沸騰したお湯で数分ゆでる。

鶏肉のまわりを片栗粉でコーティングすることで、旨みをぎゅっと閉じ込め、パサつかずしっとりとした食感に。薄くて面積が広いので火が通りやすく、色が変わって加熱されていることも分かりやすいので安心です。

冷やす場合も、そのまま水に当てて大丈夫。まわりがコーティングされているので、旨みが逃げることはありません。

鶏むね肉のりんご酢ソース

【材料】(1人分)
鶏むね肉 80g
片栗粉 大さじ2
長葱 5cm
かいわれ大根 1/2パック
★醤油 小さじ2
★水 大さじ1
★りんご酢 大さじ1
★鶏ガラスープ 小さじ1/2
★ごま油 小さじ1

【作り方】

1.上記のレシピで鶏むね肉をゆでておく。
2.かいわれ大根は食べやすい大きさに切る。
3.長葱は半分をみじん切りに、半分はトッピング用に斜め切りにする。
4.★の調味料を混ぜ合わせ、長葱と合わせる。
5.お皿にかいわれ大根を敷き、鶏むね肉にソースをかけ、長葱をトッピングしたら完成。

りんご酢で甘酸っぱく、油淋ソースのように食べられる一品です。夏は冷やして棒々鶏のように食べるのもおすすめです。

鶏チャーシューとしてラーメンのトッピングにも

自宅でラーメンを作るとき、長葱や青菜、卵はあるけど、チャーシューがない! わざわざ作るのも面倒だなぁ、なんてことありませんか?

今回ご紹介した作り方であれば、ラーメンのトッピングとしてチャーシューの代わりにもぴったり。ラーメンをゆでる鍋で一緒にゆでることができるので、時短&洗い物も少なくて済みます。

時間がない! お金がない! 体重が……などなど、さまざまなピンチにぜひ活用してみてください。