BIO料理研究家の倉岡生夏です。みなさん、魚料理はお家でどれくらいの頻度でつくっていますか?
魚は健康にいいことは知っているとおもいますが、作るのが「面倒くさい。。」というイメージをもっていませんか?
今回は簡単で日常生活で役立つ、子どもから大人までが喜ぶ魚の食べ方をご紹介します。

魅力がいっぱいの魚を食べて健康に

前回の記事で和食や魚のことについて書きました。

料理研究家が実践、グルテンフリーダイエットになる和食の健康な食べ方

今回は魚の良さをもっと伝えたいです。最近では、日本人の魚の摂取量が2割から3割減っています。子どもが魚を好まないということから魚離れの原因になっていると考えられます。

魚には色々な魅力があります。

  • 魚に含まれるDHAやEPAは中性脂肪やコレステロールの値をゆるやかにしてくれて生活習慣予防によいです。またDHAには脳の形成に必要不可欠な栄養素が含まれているので摂取することで脳力アップ!
  • オメガ3脂肪酸の血行促進効果によって全身の細胞が活性化され、血液サラサラ!アンチエイジングになります。またオメガ3脂肪酸は精神を安定させます。
  • タンパク質と良質な脂質が豊富でダイエットの味方になります。

魚は生臭いのがデメリット? では下処理をしましょう

魚料理のデメリットでよく聞くのが

  • 食べるのが面倒さい
  • 作り方が分からない
  • 子どもが好まない
  • 臭いが気になる

などです。

私たちは子どもの頃に食べた物の記憶が、その後の食生活に影響します。年齢を重ねるほど魚を食べるようになるというのは、小さい時に魚を食べているからで、小さい時に魚を食べてない現代の子どもが大人になってから魚料理を食べるということが減るのではないかと懸念されます。

デメリットである臭いは「魚の下処理」をして解消しましょう。

  • 魚に塩を両面まぶし10分たったら水で洗いながし、ペーパーで水分をふく
  • 熱湯を魚にかける
  • お酒で魚をつけておく

ひと手間を加えるだけで魚の生臭さが消えておいしい魚料理がつくれます。


ぶりの竜田揚げ (季節のお好みの魚でもOK)

<材料>

ぶりの切り身 250g
生姜 小さじ1
にんにく 小さじ1
醤油 大さじ3
酒大さじ1
ごま油 小さじ1
片栗粉 適量

<作り方>

  1. 一口サイズに切ったぶりを熱湯にくぐらせる
  2. すりおろしたにんにく、しょうが、醤油、酒、ごま油をいれてぶりにからめて20分くらい味をしみこませる。
  3. ぶりに片栗粉をまぶす
  4. 170℃に熱した油できつね色になるまで揚げる

完成!

お肉のような満足感の魚の竜田揚げは子どもから大人まで大人気! 私の料理教室でも大好評のメニューです。焼き魚が苦手なお子様がいたら是非試してみてください。

節約にも!魚のアラ汁

スーパーなどで売っている「魚のアラ」は、だいたい200円〜500円くらいで購入できます。

熱湯に魚のアラをくぐらせて水でウロコをとります。熱湯にくぐらせているので、するするウロコが取れます。

普段のお味噌汁に魚のアラを入れるだけでお寿司屋さんのようなアラ汁が作れます!

 

海外の人からも魚料理は健康やダイエット、そして脳力アップにも認められています。私たちの周りにはおいしい季節の魚がたくさんある中で、魚離れという現実はもったいないと思います。

健康のために週に一回、魚料理を増やしてみてはいかがですか?