中国茶の専門家が伝統の「茶芸」を披露
日本緑茶センターは19日、新宿高島屋6階にあるティーサロン「茶語(ちゃゆう)」で台湾茶の試飲イベントを開催した。日本中国茶普及協会認定インストラクターがティーセレモニー(茶芸)と呼ばれる伝統的なスタイルで一煎ずつ提供。本格茶芸で入れた香りと味わいを感じてもらい、リーフで飲む中国茶の消費喚起を図った。
当日提供したのは、優しく華やかな香りの烏龍茶「四季春(シキシュン)」と、フルーティーな菊花茶「芳香小野菊(ホウコウショウノギク)」。参加費は無料で、注文のメニューとは別に、インストラクターが入れたお茶が一煎サービスされた。試飲がきっかけで茶葉や茶器を購入する消費者も多く、イベントは盛況だった。
茶語は日本緑茶センターが96年に日本で初めて開店させた中国茶を中心としたティーサロン。「東洋と西洋の融合」をコンセプトに、くつろぎのひとときを提供している。茶葉を使ったオリジナル料理やユニークなスイーツが人気だ。リーフやティーバッグの中国茶も商品化し、店内で販売している。
北島勇会長は「厳選されたお茶を世界各地から取り寄せている。中でも豊富なバリエーションを持つ中国茶は中国大陸・台湾から直輸入し、旬の味わいを提供している。茶の専門家が自分の目と鼻と舌で選んだ本物の味わいを楽しんでほしい」と語り、中国茶の消費喚起を促した。
◇日本食糧新聞の2017年5月26日号の記事を転載しました。
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