元保育士の幼児食インストラクター、山口礼です。今回は、大人にも子どもにも人気なピーマンの肉詰めの、簡単かつ食べやすいレシピをご紹介します。詰めやすい大きさなので、お弁当のおかずにもなりますよ。
私には4歳の娘がいるのですが、最近ピーマン嫌いになってしまいました。おそらく、子どものピーマン嫌いの悩みを抱えているのは私だけではないはずですよね。

輪切りにするだけで時短かつお弁当のおかずになる!

ピーマンの肉詰めの悩みあるあるとして、
・料理に時間がかかる
・ピーマンから肉が離れる
・子どもの口には大きすぎる

などがありますよね。とにかく簡単、早い、かつおいしいピーマンの肉詰めを作るポイントは「輪切り」! 一般的なピーマンの肉詰めはピーマンを縦半分に切ったものですが、私が紹介する作り方では、ピーマンを輪切りにします。

ピーマンを輪切りにすることで、
・食材への熱の通りが早くなる
・ピーマンが肉にぴったりくっつく
・子どもに食べやすい大きさになる

といった、メリットが。しかも、このレシピでは15分で味の決め手になるソースまで作れちゃうので、定番おかずになること間違いないですよ!

【材料】(4人分)
合いびき肉 200g
ピーマン 8~10個
玉ねぎ 1/2個
ケチャップ 大さじ2
とんかつソース 大さじ1
塩コショウ 少々

【作り方】
1.玉ねぎをみじん切りにし、耐熱容器にいれてラップをかけ、電子レンジで3分ほど温めます。

2.ピーマンのヘタを切り落とし、中身が見える状態にします。

ピーマンの種などを取り除きます。力を入れすぎるとピーマンが破けてしまうことがあるので、丁寧に行うのがポイントです。

3.電子レンジで温めた玉ねぎと合いびき肉をボウルに入れて混ぜます。玉ねぎは温かいままでも大丈夫です。塩コショウで味をつけましょう。

4.ピーマンに具を詰めます。みっちり詰め込んでOKです。

具を詰めたピーマンを輪切りにします。力を入れすぎるとつぶれてしまうので、やさしく切るのがきれいな形になるコツです。

5.フライパンに油をひき、肉に焦げ目がつくまで強火で熱します。

火を中火にして、ピーマンをすべて裏返します。ピーマンの高さの半分くらいまで水を入れ、強火にしてふたをします。沸騰してから1~2分ほどで火を止め、皿に取り出します。できるだけ水気を切って取り出すようにしましょう。

6.ピーマンを焼いたフライパンでソースを作ります。先ほど入れた水がある状態でケチャップととんかつソースを入れ、強火で煮詰めます。とんかつソースはオイスターソースやお好み焼きソースなど、お好みで変えてもいいですよ。

煮詰まったソースを皿に盛ったピーマンの肉詰めにかけます。

これで完成です! ミートボールくらいの大きさなので、子どもが食べやすい大きさに。小さいから短い時間でもしっかり火が通っています。ソースで味付けをしているのでピーマンの苦みが抑えられて、子どもがおいしいと感じる味付けに仕上がっていますよ! たくさん作って、お弁当のおかず用にもとっておくといいですよね。

さっそく我が娘にも食べてもらいました。やはり苦手なピーマンなので自分から食べようとすることはなく…けれど、大好物の肉がはさまっていたからまったく受け付けないことはありませんでした。口を大きく開けて一口でペロリ。「おいしい!」とおかわりを求められました。

具は余ってもOK!別のおかずに活かしましょう

もし具が余ったら袋に入れて冷蔵庫で保存しておきましょう。ミニハンバーグやロールキャベツ、ぎょうざの具に使えます。あえて多めに作って、翌日のおかず作りの時間を減らす作戦もいいですよね。

輪切りピーマンの肉詰めの作り方はとても簡単。そのうえ、子どもの嫌いな食べ物を克服できるレシピでもあります。料理にかける時間がなかなかとれず、子どもの好き嫌いを直すチャンスがないと悩まれているお母さんにイチオシのレシピです。ピーマンが苦手なお子さんに、ぜひ作ってあげてくださいね。