小学生の娘が夏休みに読んだ本『はなちゃんのみそ汁』は、あらためて子どもとの距離を考えさせられる一冊でした。忙しいワーママの味方にするために、小さいころから子どもに少しずつ家事能力を仕込んでいきましょう!

『はなちゃんのみそ汁』から教わること

ご存じの方も多いと思います『はなちゃんのみそ汁』(安武信吾・千恵・はな著 文藝春秋)。私、久しぶりにきれいな涙を流しました。『はなちゃんのみそ汁』を読み終えて、日々生きていることへの感謝をとてもかみしめました。

はなちゃんは、4歳のお誕生日にエプロンをプレゼントされます。がんに侵され、ご家族やまわりの方々に支えられて一生懸命闘病されているはなちゃんのお母さん・千恵さんは、ムスメの将来を見据え健康で生きる力を身につけさせるために、4歳のはなちゃんに洗濯干し・洗濯たたみ・風呂洗い・靴並べ・掃除・保育園の準備・タンスの整理・自分の服の管理諸々の家事を、そして5歳で包丁を持たせてお料理を教えます。

さて、この本を読んで発想を転換させて、忙しいママの助っ人候補として子どもにお料理を仕込んでみませんか。

おかあさんといっしょにお料理♪子どもの心くすぐるアイテムたち

もし子ども用の包丁をお持ちでない場合、ぜひヒャッキンへ♪

ヒャッキンには子ども向けの包丁、まな板など、かわいくて心くすぐるアイテムがいっぱいです。一緒に買い物にいってみましょう。(画像のエプロンは別です)

小道具で気分を盛り上げましょう。子どもがお料理に興味を持ち始めたら、ぜひお手伝いをさせてあげてください。

我が家の子どものお手伝い風景

夏休みの我が家のワンシーンです。今晩のおかずは、うちの姉のリクエスト「シチュー」、おかずは「アスパラの豚肉巻き」に決定です。

お米とぎは弟の担当です。

押さえるおてては猫の手、包丁をにぎるおてては柄をしっかり握ってね。(娘はゴーグル必須のようです)

皮むき器でムキムキ、しっかりお野菜握っててね。

豚肉巻き巻き、楽しいね。

☆アスパラの豚肉巻き(2人分)

<材料>
アスパラ 1束
豚バラ薄切り肉 200グラム
酒 適量
塩・こしょう 少々
しょうゆ 大さじ1
さとう 大さじ1
みりん 大さじ1

<作り方>

  1. アスパラの下半分の皮をピーラーでむき、4等分に切り分ける。
  2. アスパラ2本をまとめて豚肉をくるくる巻く。
  3. フライパンを熱して豚肉の巻き終わりを下にして置き、塩・こしょうをして焼き目をつける。
  4. ひっくり返して、お酒をひと回ししてからふたをして蒸し焼きにする。
  5. 調味料をかけて煮詰める。

ぜひ、小さいころから子どもとキッチンへ!

教えながらの料理は、時短どころか逆にとても時間がかかるし余計な洗い物も増えるしで、自分が動いたほうが楽!!と、ついつい後回しにしがちですよね。そのお気持ち、大変よくわかります。

しかし小さい頃から仕込んでおくうち、口で言うだけで動いてくれる最高の助っ人になること間違いなしです。サラダの盛り付けとかごはんをよそうとか、小さなことからでいいんです。お時間があるとき、ぜひ一緒にお子さんとお料理をしてみてください。

慣れるまではがちゃがちゃ&しっちゃかめっちゃかでママの時間がさらに増えてしまうわけですが・・・、一生懸命頑張ってくれています。両目をつぶって、めちゃくちゃほめてあげてくださいね。

『はなちゃんのみそ汁』(絵本版)を読んだ娘の感想「はなちゃんのお母さんが死んじゃって、かわいそうでした」・・・もっと考えさせられることはなかったのか~~い!!とツッコミたくなる母なのでした(汗)