子どもの毎日のお弁当作り、はっきり言って苦痛という方も多いのではないでしょうか? 自分の時間もなかなか取れないワーママの朝は特に大変です。「昨日はあれだったから今日はどうしよう」と冷蔵庫の中をガサゴソ…貴重な朝の時間がつぶれてしまうこともあると思います。あらためて一週間の献立などについて考え直してみませんか? 明日から効率よくお弁当メニューが回転すること間違いなしです。

お弁当のメインのおかずの上手な選び方

人気おかずには、何が挙げられると思いますか? 独断と偏見、そして周りのお子さんたちのお弁当を見て順位づけしてみました! もちろん、お子さんの大好きなメニューもランクインしているのではないでしょうか。

1位「唐揚げ」
2位「ハンバーグ」
3位「卵焼き」

唐揚げは運動会や遠足など、イベントおかずの定番といえます。しかし毎日のお弁当ともなると、バリエーションが欲しいものです。しかし、ワーママには限られた時間内でやりくりしなくてはいけません。

メインおかずに使う食材といえば「魚」「豚肉」「鶏肉」「ひき肉」が挙げられます。毎週1回以上は使うようにしてみたいものですね。できれば「魚」は週に1回以上は盛り込めるようにしましょう。

それぞれの材料は、どんなおかずに生まれ変わるのでしょうか?

:フィレオフィッシュ、ソテー、煮魚、ピカタ、塩麹焼き、磯辺焼きなど
豚肉:生姜焼き、カレーソテー、とんかつ、煮豚など
鶏肉:照り焼き、唐揚げ、焼き鳥、ささみカツ、炒り鶏など
ひき肉:ハンバーグ、肉団子、しゅうまい、つくね、ピーマンの肉詰め、そぼろなど

あらためて考え直してみると、意外と忘れていた子どもが食べられそうなおかずが出てくると思います。

ここで簡単なおかずを2つほどご紹介します。

レンチン☆卵焼き

【材料】(1人分)
卵 1個
砂糖 小さじ1
市販白だし 適宜
水 適宜

【作り方】
1.材料を全部混ぜ合わせる。
2.平らなお皿の上にラップを敷き、その上に(1)の卵を広げるように乗せる。
3.1分半レンジにかける。(ご家庭の電子レンジに合わせてください)
4. やけどに注意し、端からくるくる巻く。そしてさらに30秒レンジで。

5. 冷めてからカットする。

彩りが冴えなくて黄色を入れたい、もう一品欲しい、でも唐揚げや魚のフライなどで油を使ったお料理が既にある…。脂っこいおかずが重なるのを防ぐこともできますので、とても便利ですね☆

タモリ流生姜焼き

夕食の使いまわしのお弁当おかずの鉄板の1つといえば、豚肉の生姜焼きです!

10年以上前のことですが、かつてタモリ倶楽部の番組内(2008年7月25日「どこでも酒場シリーズ最終章!? ついに台所で呑む!!」)にてタモリさんがご自身アレンジの生姜焼きを披露されていました。

当時真似して作ってみたところとてもおいしく、また簡単に出来ましたので、この場をお借りしてご紹介させていただきます!

【材料】(2人分)
豚肉 200g
玉ねぎ 1個
小麦粉 適宜
☆醤油・みりん・料理酒 各大さじ3
☆生姜チューブ お好み 2cm~

【作り方】

  1. 玉ねぎは薄くスライスする。
  2. 豚肉に小麦粉を軽くまぶす。
  3. ☆を合わせておく。
  4. フライパンを熱し、(2)の肉を焼く。
  5. 肉に焼き色がついてきたら、玉ねぎを加えてさらに焼く。
  6. (3 )を加えて絡めながら焼いて、出来上がり。

豚肉を調味液に漬けることはなく(小麦粉をまぶす手間がありますが…)、油は使わず豚肉の脂のみで焼くので、通常の生姜焼きに比べてヘルシーですね☆

彩り野菜はストック&作り置きで時短

栄養面だけでなく、お弁当の彩りにも欠かせない野菜。茹でたりグラッセにしたりしてから冷凍しておくと、当日の朝そのままお弁当に加えたり、パッと解凍してひと手間かければすぐ別の副菜に変身してくれる便利な助っ人です。

野菜の無駄なし保存術をいくつかご紹介します。

<ほうれん草>
あらかじめ塩茹でし、水気を絞ったあと、カットせずに長いままラップにくるんで冷凍。レンジアップでの解凍は水っぽくなるので、流水をあてて解凍するとほどよい歯ざわりが楽しめる。そしてカットし、アレンジする。

<ブロッコリー・さやいんげん>
ブロッコリーは小房に分けてから塩ゆでする。さやいんげんは塩ゆでして食べやすい大きさにカット。水気をしっかり切り、冷ましたらフリージングバッグに重ならないように並べ入れて、冷凍する。お弁当に冷凍のまま詰められ、食べる頃には解凍できている。

<なす・ピーマン>
食べやすい大きさに切って油で炒める。電子レンジ対応の紙カップなどに小分けに入れて冷凍。電子レンジで解凍したら、しょうゆや鰹節、白ごまなどをのせて♪

チルド食品・冷凍食品・缶詰食品は特売日を狙って在庫しておくべし

最近はなにかと災害に見舞われている日本です。被災に遭われた方々には、平穏な日々が1日も早く戻ってくることを祈るばかりです。

そして今は平和でも、私たちの身にもいつ何が起こるかわかりません。価格が高騰したり、市場に出回るのが難しくなったりする食材も多々あるものです。そういう意味でも、備蓄は大切です。

もちろん、時短にもとても貢献してくれます。お弁当だけでなく、日々のおかずの足しにもなります。日持ちもするので、ぜひ買い揃えをお勧めします。

疲れずに毎日の献立を立てるうえでのポイントは?

翌日のお弁当のおかず、前日の夕食の支度と一緒に済ませられれば時短にもつながり、朝のゆとりにもつながりますが…でも夕食の支度もできれば時短したいものです。

週初めの朝はまだまだ元気があって手作りもできるものですが、週末に向けてだんだんと疲労は溜まります…。

最近の冷凍食品やチルド食品などはおいしいうえにバラエティにも富んでおり、また栄養価もさほど損なうこともありません。場合によっては家計にも優しいものです。手作りにこだわらず、思い切って使いましょう!

例えば1週間のメニューのパターン化「月曜日は魚のおかず」「火曜日はフライもののおかず」「疲れが溜まってくる木曜・金曜は丼ものや麺類・チャーハン・ハンバーガー」など献立をあらかじめ決めておくと、朝は慌てずにお弁当作りができます。

毎日元気なママの笑顔が続きますように☆