我が家の小学生のお姉ちゃんが、初めて社会科見学に行きました。「わたしたちの町の様子」というテーマで、途中お弁当を食べて、一日がかりで市内を渡り歩いたそうです。そこで「市内」にちなみ、近所でとれた地場野菜を使ったおかずをお弁当に入れることにしました。生まれ育った町にもっと興味をもってくれればと思います。

近所の直売所に野菜の買い出しへ

地元の農家さんたちのお野菜が並んでいる直売所に行ってみました。夏野菜を中心に、いろいろな野菜がたくさん並んでいます。トマト、きゅうり、なす、アスパラガス、ピーマン、・・・そして旬の時期から外れますが小松菜も。

夏の旬野菜は、強い日差しを浴びてたくさんの水分を含んでいます。水分のほか、カリウムがたくさん含まれているので、ほてった身体の熱をクールダウンさせ、余分な塩分を排出してくれる効果があります。

しかし今回は暑い時期に持ち歩くお弁当に入れるものなので、できれば火を通すおかずが良いですね。

お野菜のおかずが決まったよ

今回はなす、アスパラガス、小松菜を中心に盛り込もうと思います。

小松菜、ブロッコリーは前日に下処理(茹でておく)しておくと貴重な朝の時短につながります。夕食仕込みついでに作り置きしておこうと思います。

時短といえば、今回は電子レンジを駆使したおかずばかりになってしまいました。

なすの黒ごまあえ

<材料>
・なす 1本

A・すり黒ゴマ 大さじ1/2
A・砂糖 小さじ1
A・醤油 小さじ1

<作り方>

  1. なすをヘタ取り。そして切り口に、放射状に切り込みを入れます。
  2. (1)をラップで包んで、電子レンジで1分半程度加熱し、一度上下をひっくり返し、柔らかくなるまで追加で1分~1分半程度加熱します。
  3. (2)を冷水にさらし、水気を切ってから、切り口から縦に裂きます。
  4. A を混ぜ合わせておき、(3)とよくあえます。

小松菜おひたし

<材料>
・小松菜 3本
・削り節 少々

A・醤油 小さじ1
A・だし汁 小さじ1

<作り方>

  1. 茹でた小松菜を食べやすい大きさにカットし、Aとよくあえます。
  2. 削り節を上にかけます。

※削り節や、すり黒ゴマを使用すると、野菜から水分が出るのを防いでくれるので、お弁当が傷みにくくなります。

にんじんとアスパラのグラッセ

<材料>
・にんじん 1/3本
・グリーンアスパラガス 2本
・ バター 5g
・砂糖 小さじ1/2
・塩 少々
・こしょう 少々

<作り方>

  1. にんじんはピーラーで細い薄切りにし、アスパラガスは斜め薄切りにカットします。
  2. 耐熱皿ににんじん、アスパラガスを入れ、さらにバター・砂糖・塩・こしょうをのせて、フタ・もしくはラップをしてレンジで4~5分加熱します。
  3. よくかき混ぜて、冷めてから詰めてください。

たんぱく質源は、冷食を使って「きのこ添えハンバーグ」、「ウィンナー」、「チーズオムレツ(家庭菜園のプチトマト添え)」です。

プチトマトのさやは、傷みやすいので必ず取ってくださいね。

五穀ごはんには梅ちりめんが散らしてあります。傷みにくいお弁当を作らなくてはいけないのもあり、簡単な野菜のおかずではありましたが、モリモリ食べてきてくれました!

地産地消のすすめ!

現在では、地域で生産された生産物や資源をその地域で消費することをさす「地産地消」という言葉も浸透しています。「地産地消」は生産者の顔が見え、さらに栄養が豊かで新鮮な旬の食材を手に入れることができるので、食卓を預かる私たちとしてもたいへん安心ですよね。

そして子どもたちの食育にもつながります。また規格外のものが安く買えて、家計にも優しいです。皆さんもお休みの日にでもお子さんたちと、地場野菜を扱ったお店に寄ってみませんか♪