カネテツデリカフーズの市販用ヒット商品“ほぼ”シリーズを使ったメニューが水族館のレストランで提供されている。東京・池袋にあるサンシャイン水族館の館内「カナロアカフェ」で、今秋の新商品「ほぼタラバガニ」のパンメニューと根強いファンを持つ「ほぼホタテ」を使ったパスタが8日から提供され、話題となっている。

これは同水族館が、開催中の特別展「化ケモノ展」のテーマ“擬態”にかけ、“本物に化ける”ほぼシリーズとのコラボメニューを提供したいと同社へラブコールを送り、企画が成立。

ほぼシリーズはこれまで全6種類(カニ、ホタテ、エビフライ、カキフライ、ウナギ、タラバガニ)を発売。カニとホタテは冷凍業務用商品で外食・中食ルートへも流れていたが、今回はチルドの市販用商品を同水族館へ提供し、商品名がメニューにも採用された初のコラボ企画。

ほぼタラバガニを使った一品は、フランスパンの中にオーロラソースで下味を付けて同品とクリームチーズ、スプラウトを入れた「ほぼタラバガニパン(税込み648円)」=写真(上)=で、ほぼホタテはキノコとエビとともに和風ベースのソースとパスタをからめ、大葉をアクセントにした「和風ほぼホタテパスタ(税込み864円)」=同(下)=となっている。

どちらもほぼシリーズが主役となって、しっかりアピールされている。同社では「市販用ルート以外でもお客さまとほぼシリーズとの接点を増やしたい」と業務用ルートへの販売にも意欲を見せている。

◇日本食糧新聞の2018年11月12日号の記事を転載しました。