こんにちは、ベジフルボディデザイナーmoccoです。すっかり秋らしくなりましたね。各地の田んぼでは、実り豊かな稲穂が首を垂れだしておいしい新米をいただく時期到来です。お米、食べてますか?
最近は、糖質制限などで米食を控える方もいますが、米は“ここぞ!”という時の踏ん張る力の源にもなります。特に成長期の子どもの丈夫な身体をつくる米食は、大切な食事のひとつといえるでしょう。今回は、鍋と蓋さえあれば20分で“冷めてもおいしいご飯”が炊ける真心レシピをご紹介します。

フライパンでおいしく炊くコツは

毎日の慌ただしさの中で、急いでご飯のしたくをしてやっと“さあ食べよう!”という時に炊飯ジャーのフタを開けたら…炊くのを忘れてた…なんて経験ありませんか?

大丈夫! そんな時はフライパンで簡単に炊いちゃいましょう。ジャーの早炊きより早くて冷めてもおいしいご飯が炊けます。

<材料>(1~2人分)
・米…1合
・水…1カップ 新米(*古米は水の量を0.5カップ増)
*時間がある場合は15分以上浸水しておく

ジャーの中の米をフライパンに移します。

<作り方>
1.沸騰するまで強火で炊く(約3~5分間)。

2.沸騰したら全体をしゃもじで2~3回混ぜてから蓋をして弱火で、約10~15分間炊く。

*余分な水分が飛んでべちゃべちゃにならず、失敗しない炊飯法です。

*底にご飯がついて残った時はしばらく蓋をしておくと蒸れてキレイに取れます。

★真心ポイント★
沸騰した後に“おいしくな~れ”と2~3回混ぜると、ツヤツヤに炊きあがります!

火(IH可)を使って炊くとお米の芯までユックリと熱が伝わるので、お米に優しい炊き方といえましょう。炊き立てはモチモチ~、冷めてもガチガチに固くならないご飯が炊きあがります。

ガチガチに固くならない“冷や飯”を、チンしないでそのまましっかり噛んで食べてみてください。咀嚼力が育ち、お米の甘さを十二分に味わえて、お米を食べることが楽しくなります。食べ過ぎ防止にもなるかも?

こびりつかない炊飯のコツは、「小さじ1のオリーブオイル」

土鍋やフライパンなど家庭にあるどんな鍋でも簡単に炊ける、冷めてもおいしい炊飯は、カセットコンロを使用すると電気が通っていない場所でも簡単に炊くことができますよ。

ただし、使う鍋によってはご飯がこびりつきやすくなります。そんな時は小さじ1(米1合あたり)のオリーブオイルを入れて炊いてみてください。ふ~っくらと艶やかなご飯が炊けてオリーブオイルの香りがフワ~ッと鼻をくすぐります。

★真心ポイント★
蓋は少しずらしておきましょう。そうすると、吹きこぼれ防止にもなりますし、炊飯中の米と米の間に余裕ができてフワリと炊きあがりますよ。

秋はキャンプシーズン…空き缶でご飯を炊こう!

気持ちの良い秋晴れの日は家族や仲間と野外で楽しく過ごしませんか? 気持ちのいい空気の中でおいしい食事の締めにホクホクとしたご飯を楽しみましょう。

でも、キャンプって意外と荷物が多く、重くなりがちですよね? そこで、炊飯には缶詰や紅茶の空き缶を使って炊いてみましょう。蓋のない空き缶は、蓋としてアルミホイルを活用してくださいね(フチが鋭利な空き缶はご注意ください!)。

沸騰したら、かき混ぜたあと蓋を少しずらして置きます。BBQなど炭炊きの場合は蓋の置き場所(火加減)を考慮してください。

★真心ポイント★
カット昆布や塩を加えて炊くと塩味が増してお米の甘みがより楽しめます。また、キャンプに行く前に、空き缶で炊いておいたご飯を缶ごと(または保存容器)持参して、現地でおむすびを握ったり子どもの好きな“焼きおにぎり”を作ってもおいしいですね。

moccoのつぶやき

近年は、パン食が主流になっている食卓も多いようですが、みなさんはいかがですか? パンやパスタに合うお洒落なおかずも多く、手早く作れる点も主流になる理由ではないかと思います。

成長期の子どもは、毎日の食の需要と供給を繰り返しながら一生付き合う身体をつくっています。身体の形成が出来上がった大人の何倍も、身体の基礎となるお米の力が必要なのではないでしょうか。

私も毎日の食事やお弁当、おやつなどを用意する日々に嫌気がさすこともありますが、子どもが“ここぞ!”という時に力を発揮できた時は、おかずを手抜きしてもご飯は抜かなくて“よかったぁ~”と思いました。

みなさんも運動会や山登りの時に食べたおむすびのおいしさを覚えていると思います。何かに一生懸命に打ち込んだあとのお米は本当においしいですよね。もうひと踏ん張り! という時の力はお米が源だと私は思います。

毎日がバタバタの繰り返しの中だからこそ、冷めてもおいしい簡単に炊けるご飯をどうぞ活用ください。“生きる心”を育てる【ベジフルボディデザイン】は、真心レシピ「笑顔の食卓」から育まれます。

今日も笑顔の食卓で…“いただきまぁ~す”