平日は会社勤めをして週末農業を満喫する、元祖農業ガール藤野いち子です。頑張って働くとお腹が空きますね。さて、食べ盛りの子どもがいるママさんは、「肉がいい~!肉が食べたい!」というリクエストをもらうことも多いですよね。
でも、お肉ばかりだと家計が心配。そんなときに選ぶなら”豚小間”や”切り落とし”です。特に豚小間は豚肉の中でもさまざまな部位が入っているので安いわりにお得な感じがします。
さて、お得な豚肉を買ったら、どんなおかずを作りましょうか。フライパンひとつで手軽に作れる、豚キムチとしょうが焼きを紹介します。

酢がポイント! 簡単激ウマ「豚キムチ」

わが家でも週に一度は作るのが豚キムチです。調味料に酢を入れるのがポイント。塩分控えめにしても、物足りなさはありません。

(材料)2人分
豚肉・・・150g
キムチ・・・150g
酢・・・大さじ1
梅干し(種を取り果肉をつぶしておく)・・・大1個分
ゴマ・大葉のみじん切り・・・適量

(作り方)
1.豚肉をフライパンで炒めます。火が通ったらキムチを入れてさらに炒めます。

2.(1)のフライパンに酢・梅干を加えてよく混ぜます。仕上げにゴマ、大葉のみじん切りを入れて、ぐるぐるっと混ぜて完成。

すごく簡単なのに、とってもおいしい豚キムチ。これがあればご飯何杯でも食べられます。大人向けにはニラを入れてもいいですね。これは晩酌にもとても合いますので、ダイエット中の方は食べすぎに気をつけましょう。

みんな大好きな味!しょうが焼き

しょうが焼きと言えば、食堂の定番メニューです。男性だけでなく女性もしょうが焼きをリクエストすることが多いのではないでしょうか。

(材料)2人分
豚肉・・・200g
玉ねぎ・・・1/2個(約200g)
キャベツ・・・1/4玉
しょうが・・・1かけ
しょうゆ・みりん・・・各大さじ2と1/2
片栗粉・・・小さじ1
あらびきこしょう・・・少々

豚肉や玉ねぎの量は大体でOK。味付けは作りながら調整しましょう。

(作り方)
1.玉ねぎは半分に切り、1cm程度にカットします。しょうがはみじん切りにします。

2.フライパンに油を引き、肉と玉ねぎを炒めます。玉ねぎが少し透き通るくらいまで色が変わったら、みじん切りにしたしょうがと、あらかじめ合わせておいたしょうゆ・みりん・片栗粉を入れて炒め合わせます。

玉ねぎが白から半透明に変わり始めたら、調味料を入れます

3.キャベツは細い千切りにして、水を張ったボウルに入れてシャキッとしたらざるに上げてよく水を切ります。

4.器に盛り付けて最後にあらびきこしょうを振ります。おいしそうですよね!

キャベツを多めにしても、みんな気がつかずに「おいしい!おいしい!」と食べてくれることでしょう!野菜もたっぷり食べてお腹も満足ですね。

おいしい豚肉の見極め方

お得な豚小間や切り落としを買うときに、できるだけ新鮮でおいしいものを選びたいですね。どのように見極めるのが良いのでしょうか。

ポイントの一つとして、パックの中の赤い水分(ドリップ)が少ないものを選ぶこと。ドリップが多いということは肉のうま味成分も逃げてしまっているということになり、料理の肉がパサつく原因にもなります。

二つめのポイントは肉の色。赤い部分に鮮やかさがあり、脂肪部分は白いものが新鮮な肉です。冷蔵庫に入れているうちにドリップが出てしまった!という場合はキッチンペーパーなどでふき取り、なるべく早く料理に使うとよいです。

そしてもう一つ。私は、できるだけ国産の豚肉か、輸入豚肉でもこだわっているものを選びます。以前、豚肉の生産者から「肉のにおい(獣臭)が気になって豚肉が苦手になった子どもがいる」と聞いたことがあります。お値段との兼ね合いもありますが、納得のいく肉選びをしたいですね!