こんにちは!元保育士の幼児食インストラクター山口礼です。今回は、一生使える揚げない大学芋の簡単レシピを大公開します!
おかずの1品にもおやつにもなる万能な大学芋。甘いものが大好きな子供に人気な料理ですよね。自分で作るとなると、揚げなくちゃいけないから後片付けが大変…と、苦手意識を感じるお母さんも多いかもしれません。ですが、電子レンジを活用すれば簡単に本格的なカリカリ大学芋ができるんですよ。味の決め手となる秘伝のはちみつたれもあわせてご紹介します。

電子レンジでさつまいもの水分をなくすのがカリカリの秘訣

<材料(4人分)>
・さつまいも:2本
・はちみつ:大さじ2
・水:大さじ1.5
・しょうゆ:大さじ1
・油:大さじ3
・黒ごま:適量

まずはさつまいもを食べやすい大きさに切ります。皮付きで食べるので、さつまいもを水でよく洗いましょう。筆者は乱切りにしましたが、小さいお子さんにはより細かく切るといいですよ。

切ったさつまいもはすぐに変色してしまうので、水につけておきましょう。ちなみに、切った直後の変色はさつまいもの成分によるものなので、味や品質に影響をおよぼすことはありません。水には長くつけておく必要はないので、切り終わったらざるなどに移して水気を軽く切りましょう。

大学芋を簡単に作るためのポイントはここ! 耐熱皿に移したさつまいもにふんわりラップをかけて、電子レンジ(500W)で5~6分ほど温めます。大学芋は大量の油で作るのが一般的なイメージですが、事前に熱しておくと少量の油ですぐにカリカリの大学芋が作れるようになるんですよ。

竹串などで刺して、すっと気持ちよく通るほどになればOKです。さつまいもの水分が抜け、カリカリに仕上がる準備が整いました。

はちみつたれの黄金比率は2:1.5:1

大学芋の味を決めるはちみつたれを作ります。小さい子供から大人まで「おいしい!」と、食欲が止まらなくなるほどですよ。筆者の子供はつまみ食いで1つ食べたと思ったら、小鉢1皿分は食べていました(笑)

はちみつたれの材料はとってもシンプル。作り方も簡単です。使用する3つの材料の比率が重要ポイント!

・はちみつ:2
・水:1.5
・しょうゆ:1

この割合を意識すると、おいしいたれができますよ。さつまいもの分量やお好みで微調整してみてくださいね。

たれの材料を入れたら強火で煮詰めます。こげつきやすいので、常にかき混ぜていきましょう。1〜2分で沸騰するので、10秒ほどしたら火を止めます。火を止めた直後もこげやすいので、注意しましょう。

火を弱めながらはちみつたれを絡めていく

いよいよ仕上げです。フライパンに油をひいて、さつまいもを強火で炒めましょう。事前に電子レンジで温めていた効果で、わずかな油で焼き目もカリカリもしっかりつきますよ。

さつまいも全体に油がなじみ、焦げ目がムラにならないようによく混ぜるのがポイントです。写真くらいの焼き色になったら、はちみつたれを流し入れます。

はじめは強火で、丁寧にかき混ぜて均一にからまるようにしましょう。たれの水分が抜けてとろみが出てきたら火を弱めます。たれが少なくなるにつれて、火力も小さくするイメージです。

余談ですが、「くつくつくつ」と煮込まれていく音が心地いいので、ぜひ耳を傾けてみてくださいね。

フライパンに残るはちみつたれがほぼなくなったら、大学芋の完成です。黒ごまをまぶして召し上がってくださいね。

ヘルシーな大学芋は後片付けも楽チン

揚げない大学芋は油を大幅にカットしているので、カロリーは控えめです。食物繊維が豊富なさつまいもなので、お腹の調子を整えてくれますよ。油の始末の面倒さもないので、料理後の後片付けも簡単。「大学芋食べたい!」というお子さんのリクエストに喜んで応えられるようになりますね。

さつまいもがおいしい季節ですから、ぜひ家族みんなで味わってくださいね。