ローソンは、東京・新小岩に店を構える名店「麺屋一燈」と日清食品とのコラボによるオリジナルカップ麺「麺屋一燈 ホタテ鶏油の濃厚魚介ラーメン」を2日から全国の約1万3500店舗で発売した。

同社は、現在タテ型カップ麺で「ローソン名店シリーズ」を展開し好評を得ているが、今回新たにどんぶり型でよりお店の味の再現性を高めた新商品を麺屋一燈の坂本幸彦店主の監修によって日清食品が製品化し、今年度下期カップ麺の注力商品として販売展開する。

同品は、行列の絶えない人気店「麺屋一燈」の濃厚魚介ラーメンをカップ麺で再現。濃厚な鶏白湯スープに、鯖節やホタテなど魚介のうまみを加えた一品。内容量120g(麺70g)。売価258円(税込み)。

発売に当たり「麺屋一燈」の近隣約20店舗を中心にパネル、背ボード、ちょうちん、ポスターなどの販促物を展開して販売を盛り上げる。

「ローソンセミナーの試食会でも好評だった。カップ麺の代表格の商品に育成して今後も継続的に取り組んでいきたい」(ローソン商品本部ドライ商品部マーチャンダイザー山崎敦氏)、「ローソンさんとは12年からの付き合いとなるが、今回は再現性の高いものできた。お店の方もさらに頑張らないといけないと身が引き締まる。販促面でも何らかの形でお手伝いしたいと考えている」(麺屋一燈店主坂本幸彦氏)、「大人気のラーメン店との取組みでプレッシャーがあり、濃厚な鶏白湯スープと別添のホタテ鶏油のバランスなどが難しかったが、高価格帯カップ麺の中でも最高レベルのものとなった自信作」(日清食品マーケティング部第9グループ久野純一氏)と語った。

◇日本食糧新聞2018年10月5日号の記事を転載しました。