岡山県赤磐市在住のたべぷろ編集部員・にーやんゆりこです。今回ご紹介したいのは岡山県民にとって定番の魚「ままかり」です。岡山県では「ままかり」と呼ばれていますが、正式名称はニシン目ニシン科「サッパ」です。

「ままかり」ってどんな魚?

「ママ(御飯)をカリ(借り)に行くほどおいしい」ということから「ままかり」と呼ばれるようになったと言われています。

ままかりは体長10~15cmくらいで、小さい魚ですので皮や骨まで食べられます。岡山ではたいていの鮮魚店やスーパーで売られており、加工品も並んでいることが多いです。

ままかりのおいしい食べ方として、一番のオススメは酢漬けです。あっさりしていて、ペロリと食べられます。他にも刺身や塩焼きにするとお酒のつまみによく合います。

ままかりの酢漬けの作り方

ままかりといえば、一番ポピュラーな食べ方が酢漬けです。簡単に調理することができますので、ご紹介したいと思います。

<材料>4人分
・ままかり 20尾
・酢 60cc
・砂糖 20g
・塩 少々
・だし汁 30cc
・生姜 適量
・鷹の爪 お好みで

<作り方>

  1. ままかりのウロコ、頭、内臓を取り、軽く塩をふって1時間ほど置いておきます。
  2. 調味料をすべて混ぜ合わせて二杯酢を作ります。
  3. ままかりを(2)の二杯酢に半日~1日漬け込みます。お好みで刻んだ鷹の爪もどうぞ。

生のお魚が苦手な方は、ままかりを焦げ目がつくまで焼き、焼きたてを二杯酢に漬け込むといいですよ。その際は、薄切りにした玉ねぎも一緒に漬け込むとさっぱり食べられますのでオススメです。

ままかりの酢漬けは「ばら寿司」にもよく合う!

岡山の郷土料理に「ばら寿司」があります。「ばら寿司」はちらし寿司と似ています。岡山県の特産物をたっぷり飾りの具材に使った豪華絢爛なお寿司です。

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そのばら寿司にままかりの酢漬けが飾られることも多いのです。我が家で作るばら寿司の酢漬け具材は鰆やタコですが、外食で食べるばら寿司にはままかりの酢漬けが飾られていることの方が多いです。

ままかりの酢漬けは皮も骨もとっても柔らかく口の中で残る感じがないので、酢飯と一緒に食べられますよ。