甘酒は「飲む点滴」とも言われている優れた発酵食品です。甘酒の季語は夏なのですね^^ 寒い冬は身体を温めて、まだまだ暑さの続くこの季節は夏バテを防止してくれる栄養ドリンクとしてもその効果を発揮してくれます。

甘酒は女性に最適の食品

甘酒には人間に必要なほぼ全ての栄養と言われるブドウ糖や、ビタミンB1、B2、B6、アミノ酸にパントテン酸などの栄養素が含まれています。

体内の有害な物質を体の外へ排出し、体への栄養素の吸収率は90%以上!

小腸で分解されずに大腸まで到達し、善玉菌であるビフィズス菌の「エサ」となって、ビフィズス菌を増殖させる作用があるオリゴ糖と食物繊維の力で、腸内環境を整えて肌荒れや便秘などを解消してくれる女性には最適の食品です。

米由来の甘さが強く、アルコールを含みません。麹の甘酒が甘いのは、米麹が糖化発酵すると、デンプンがブドウ糖に変わるからです。ビタミンBや全ての必須アミノ酸、葉酸、オリゴ糖や食物繊維などの栄養素を含みます。これらの栄養素は、砂糖には含まれない栄養素なのですね^^

甘酒のレシピ

さて、腸内環境を整えて肌荒れや便秘など女性に最適な甘酒のレシピをご紹介いたしますね。

【材料】8人分
米麹…200g
もち米又は白米…1合
水…炊飯器の目盛の4倍
生姜…少々
※キッチン温度計

【作り方】

  1. お米1合を3~4倍くらいの水加減でお粥に炊き上げます。(ご飯がある場合は、ご飯150gと水75ccとをかき混ぜてもう一度炊飯器に入れて20分ほど加熱します)
  2. 炊飯器からお粥をボウルに移してしゃもじでかき混ぜながら60度ほどに冷ましたら麹をよくもみほぐし、お粥と混ぜ合わせます。
  3. 炊飯器の底におよそ収まる程度の平らなお皿を一枚敷いて、その上に混ぜ合わせたお粥麹をもどし入れ、全体を平らにならして、乾いたフキンをぴっちりかぶせてフタをします。
  4. 冷めているのでもう一度保温スイッチを入れます。最初だけ温度が下がっているので30分ほど加熱して60度まで温度が上がったらスイッチを切ります。(お皿を底に敷くことで出来上がりが白く仕上がります)
  5. 炊飯器の中は60度以上に温度が上がらないように気を付けながら、ぬるくなれば保温スイッチを20分ほど入れます。
    ※60度以上になると麹が甘くなりません。気をつけるのは温度設定だけです^^
  6. この作業を8~10時間ほど繰り返し様子を見ながら2時間おきに全体をよく混ぜます。

出来上がった甘酒の原液はよく冷ましてから冷蔵庫で1週間ほど保存できます。いただく時は、お好きな濃度に少し冷ましたお湯で割ってすりおろし生姜をのせてさあめしあがれ!

酵素がこわれないよう、温めるときもぬるめの60度が適温です。保温設定温度が低すぎる時は、甘味が薄く酸味が出ます。反対に保温設定温度が高すぎる時は、麹菌が死滅して甘味のないのり状になるようです。

甘酒の出来上がりの目安は麹の芯が取れて(約8時間)全体がトロリとした感じに仕上がります。砂糖などの調味料の変わりに甘麹として使用できます。

甘酒のシャーベットは、出来上がりの甘酒の原液を器に入れて冷凍室で3~4時間ほど冷凍させていただきます。

リコピンがいっぱいのトマトはクールダウンに最適 (^0_0^)/

トマトは低カロリーで栄養成分が豊富な野菜です。美肌効果や風邪予防に役立つビタミンCや老化を抑制して「若返りのビタミン」と言われるビタミンE、塩分の排出を助けるカリウム、腸内環境を整える食物繊維などが含まれています。

老化や動脈硬化、がんなどの生活習慣病の予防が期待され抗酸化作用を持つリコピンやβ-カロテンもたくさん含まれています。

バイヤルディは、トマトやカボチャ、ズッキーニなどに、ハーブやオリーブオイルを振りかけてオーブンで焼いた南フランスのプロヴァンス地方で食べられる伝統的な付け合わせ料理です。

今回は華やかにトマトを一個使用して、グラタンのようにして可愛く盛り付けてみました。

肝機能を高める海老とバイヤルディのグラタン、トマトドレッシング♪

【材料】4人分
エビ 8尾
トマト 4個(塩コショウ少々)
ナス 1/2本
カボチャ 80g
アボカド 1個
溶けるチーズ 40g
レモン汁 少々

<調味料>
ガーリックソルト 小さじ1
ハチミツ 大さじ1
コリアンダー 小さじ1/2
オリーブオイル 小さじ1

<トマトドレッシング>
トマト (くり抜いた実の部分)
ニンニクみじん切り 1片
オリーブオイル 大さじ3
すし酢 大さじ2
塩 小さじ1/2
練りからし 3cm

【作り方】

  1. トマトはヘタの上の部分を1cmほど切ってフタに使います。トマトの内側をスプーンで皮を破らないように厚めにくり抜いて器を作ります。
    まずは包丁で1cm内側を中心に向かって切り込み、中身を取り出してザルで水分を切っておきます。
    スプーンで残りの実の部分も取り出します。内側に塩コショウ少々を振りかけておきます。これでトマトの器ができました。
  2. アボカドは皮付きのまま縦に切り目を入れてクルリと回してから種を取って皮をむいて1/2個は小さな乱切りにしてボウルの中でレモン汁を振りかけます。残りの1/2個は半月切りにして焼きあがったトマトの台にします。カボチャは皮付きのままレンジで2分加熱してナスとともに5mm角に切ります。(オーブンを200度に予熱します)
  3. ボウルにアボカド、ナス、カボチャ、ガーリックソルト、ハチミツ、コリアンダー、オリーブオイルを合わせてよく混ぜ合わせてからトマトの器に盛り分けて、溶けるチーズをふりかけて鉄板に並べ、オーブンで25分焼きます。入りきれないナスやアボカドはトマトドレッシングに加えます。焼きあがったらフタの部分をオーブンに一緒に入れて5分追加で焼きます。
  4. トマトのくり抜いた実はザルで水分を軽く切ってみじん切りにして小さなボウルにうつして、ドレッシングの材料とともによく混ぜ合わせます。
  5. エビの殻と背わたを取ります。フライパンにオリーブオイルをひいて、エビに塩コショウをして中火で両面を固くならないよう弱火で2分ずつ焼きます。
  6. 盛り付け用のお皿に、アボカドを敷いて焼きあがったトマトと海老、ドレッシングを飾ったら出来上がりです。お好みでトマトの上に軽くガーリックソルトをふります。

解毒作用のトマトとレモンでキラキラ美人寒天デザート♪

トマトには疲労でイライラした気を鎮めて胃腸の調整をし、食欲不振なども改善して、利尿作用や解毒する働きがあります。

トマトに含まれるカリウムには、体内のナトリウムを排泄して血圧を下げる働きがありますね。有名なところでは^^肌のシミやくすみを抑えるのに効果的なリコピンや、血圧を下げる作用のあるルチンもトマトには多く含まれていています。

リコピンは抗ガン作用があり、老化の原因でもある活性酸素を撃退する強力な抗酸化作用を持っています!

【材料】 (4人分)
乾燥小粒タピオカ 20g
ミニトマト 8個
三温糖 大さじ2
水 80cc
寒天 4g
無塩トマトジュース 300cc
レモン1個分の果汁 約30cc
水 50cc
ハチミツ 大さじ5
仕上げのハチミツ 小さじ1

【作り方】

  1. まず小鍋に水を適量入れて沸騰させてミニタピオカを加えて15分~20ゆいでてザルにあげてくっつかないよう冷水に浸しておきます。
    ミニタピオカはゆで時間が短くて取り扱いも簡単ですね。
  2. ミニトマトのヘタを取って、小鍋に水80ccと三温糖大さじ2を温めてミニトマトを加えて弱火で時々かき混ぜながらトロリとするまで8分ほど煮てトマトの飴煮を作ります。
  3. 鍋にトマトジュース、レモン汁、寒天パウダー、水を混ぜ合わせて沸騰させてから2分間沸騰を続けます。寒天は、沸騰が足りないと固まりませんので2分ほどしっかり沸騰させます。冷水で冷やしてとろみがつき始めたらハチミツを加えてかき混ぜながら人数分のカップに取り分けて一度冷蔵庫で冷やします。20分ほどしたらタピオカを散らせて中央に、ミニトマトの飴煮をのせて冷やします。
  4. いただく直前にハチミツを上から小さじ1をかけていただきます^^

すごく簡単なので美肌作用のあるトマトの季節には良く作ります♪
では、また次回に~^^(^0_0^)/モッチーママ