奈良の大和茶のおいしい食べ方!摘んだ茶葉でパンケーキを作ってみた【レシピ付き】
奈良市在住のヘルシー志向ママライター・あらたふみなです。奈良県は全国屈指のお茶の産地。県内で栽培されている大和茶は特産品の一つです。大和茶の歴史は古く1200年以上前からはじまっていて、弘法大師が唐からお茶の種子を持ち帰り、奈良の地に植えて製法を伝えたのが起源と言われています。先日、大和茶の茶摘み体験に参加し、摘んだ茶葉を入れたパンケーキをつくってみました。
大和茶の茶摘みを体験!
茶摘み体験は、東大寺大仏殿から東に約40分のところにある月ヶ瀬(ツキガセ)と呼ばれる地域まで行ってきました。茶摘みは「一芯二葉摘み」といって、真ん中の芯と先端から近い二枚の葉のすぐ下を折って摘みます。
先端から4.5cm~5cmほどのところを「指の腹」で折るのがポイント。爪で折ってしまうと、折った部分が黒っぽく変色していきます。加えて摘んだ茎は熱をもっているので、籠いっぱいに茎をしないこと、など単純な動作とはいえ気が抜けない作業だと知りました。
ホットプレートで自家製緑茶
お茶の手揉みは職人さんしかできないと思っていましたが、茶葉さえあれば自宅でも簡単に緑茶にできるそう。自分たちで摘んだ茶葉をお土産にいただいたので、教えてもらったやり方で緑茶を作ってみました。
まずホットプレートを用意して、手には軍手をはめます。
ホットプレートの温度を「保温」の状態に保ちながらゆっくりと茶葉を手で混ぜて温めていくと、少しずつ乾燥していきます。
15分~20分ほどしてぱりぱりとした感触になったら完成。元々あった量と比べると3分の1ほどに少なくなります。
見た目は売られているような緑茶ほどきれいに整ったものではありませんが、お茶は何より淹れる温度がとても大切だそう。緑茶は熱湯を注ぐと苦味と渋みが出てカフェインも強くなります。60度~70度くらいのお湯でゆっくりと抽出すると、うま味成分が出てカフェインも抑えられます。
実際現地で淹れていただいたお茶は、普段自分で淹れて飲んでいる緑茶よりずいぶんとぬるく感じましたが、甘さもあって口当たりがマイルド。日本茶本来のおいしさを教えてもらった気がしました。
参考サイト:「大和茶」を味わう時間 奈良時間
簡単スイーツ 大和茶入りパンケーキ
さらに現地では大和茶入りのたい焼きをいただき、これがまた絶品!
緑茶は苦味があってカフェインが強いイメージがあるので子供が生まれてからは避けがちでしたが、たまには大人な味も楽しみたい気持ちがわいてきました。
そこで、いただいた茶葉を家族みんなが楽しめるスイーツにしてみようと緑茶入りのパンケーキを作ってみることに。
緑茶は前もってミルやすり鉢で細かく粉末状にしておきます。
【材料】
ホットケーキミックス 200g
卵 1個
砂糖 50g、
牛乳 80~150cc(お好みで調整)
粉末緑茶 大さじ1
【作り方】
- ホットケーキミックス、砂糖、卵、粉末緑茶を混ぜる。
- お好みの柔らかさになるまで牛乳を少しずつ入れて混ぜる。
- フライパンに火をかけて温め、一度濡れた布巾の上に置いてから生地を流し込む。火加減は弱火、焦げないように気をつける。
- 表面にぷつぷつと空気の穴が見えてきたら、ひっくり返して裏面を焼く。
- お皿に盛る。小豆やアイスを添えて一緒にいただくとおいしいです!
大さじ1ほどの量だと抹茶ほどお茶の主張が強くなくやさしい風味で、子供には食べやすい味だったよう。喜んであっという間に食べてくれました。お茶の風味を楽しみたい方は子供の分を作った後に、緑茶の量を増やしてもよいかと思います。
抹茶を使った様々な商品もお店に並んでいますが、緑茶を使えば自宅でも簡単にお茶風味のスイーツを作ることができます。
奈良の茶の里でゆっくりと淹れたおいしい大和茶を味わい、飲むだけではない緑茶の楽しみ方のヒントをいただきました。
コメント
記事コメント投稿サービス利用規約に同意の上ご利用ください。