子どもも大人も大好きなお肉。いつ食べてもおいしいですが、夏の疲れを吹き飛ばすためのスタミナ補給の意味もこめて、夏こそ積極的にお肉を食べましょう。
お肉は体をつくるたんぱく質が多く含まれていますが、エネルギーの代謝を助ける働きを持つビタミンB群も豊富。中でも、豚肉に多く含まれるビタミンB1は別名「疲労回復ビタミン」とも呼ばれ、体にたまった疲れを取り除いてくれる働きをしてくれますよ。
ヨシケイのメニューアイテムLovyu(ラビュ)7/30号から、ヨシケイの栄養士おすすめレシピ2点をご紹介します。作り方は、動画でもチェックしてくださいね♪

豚肉のコトレッタ~サルサソース~/つぶしかぼちゃの冷たいポタージュ

「コトレッタ」は、衣をつけて油で揚げ焼く、カツレツを意味するイタリアの代表的な料理。今回はピリ辛のサルサソースをかけました。辛いものが苦手な方やタバスコがないご家庭は少量の酢、塩で味を調節してください。

豚肉のコトレッタ~サルサソース~/つぶしかぼちゃの冷たいポタージュ

<材料3人用>

●豚肉のコトレッタ~サルサソース~
・豚ロース肉(1枚80g目安)・・・3枚
・塩・・・少々
・こしょう
・パン粉焼きミックス(チーズ&ハーブ)・・・2袋
・オリーブ油又サラダ油・・・大3
・バター・・・大2/3
・トマト・・・1コ
・さとう・・・小1/4
・玉葱・・・小1/3コ
・しし唐・・・2本
A・酢・・・小1
A・タバスコ・・・小2/3
・塩・・・少々
・グリーンリーフ又葉野菜・・・適量
・胡瓜・・・1本

★豚肉のコトレッタ~サルサソース~のクッキング動画はこちら

●つぶしかぼちゃの冷たいポタージュ
・かぼちゃ・・・450g
・玉葱・・・小2/3コ
・バター又マーガリン・・・大2/3
B・水・・・175ml
B・コンソメ・・・2/3コ
・牛乳・・・200ml
・塩・・・少々
・こしょう
・スライスアーモンド・・・10g
・パセリ・・・少々

<作り方>

  1. かぼちゃは種を取ってラップで包み、電子レンジ加熱し(竹串がすっと通るまで)、熱いうちに皮をむいて粗くつぶす。玉葱(サルサソースの分も)はみじん切りにする。
  2. 鍋にバターを熱してポタージュの玉葱を炒め、しんなりしたらかぼちゃ、Bを加えて煮立たせ、冷ましておく。
  3. トマトは角切りにし、さとうをまぶしておく。グリーンリーフはちぎり、胡瓜は縞目に皮をむいて乱切り、サルサソースの玉葱は塩もみして水にさらす。しし唐は縦半分に切って種を取り、みじん切り。
  4. アーモンドはオーブントースターで焼き色がつくまで焼き(焦げやすいので注意)、粗く割る。
  5. 豚肉は筋を切ってラップで挟み、すりこ木等で叩いて5~6mmの厚さにのばし、塩、こしょうしてパン粉焼きミックスをまぶす。
  6. フライパンにオリーブ油を熱して(5)を焼き、返して焼く。
  7. (2)に牛乳を加えて混ぜ、味をみて塩、こしょうして食べる直前まで冷蔵庫で冷やす。
  8. トマト(汁ごと)、玉葱、しし唐を合わせ、A(タバスコはお好みで加減)を混ぜ、塩で味を調える。
  9. (6)に火が通ったら、バターを加えてからめ、器に盛って(8)をかけ、グリーンリーフ、胡瓜を添える。
  10. (7)を盛り、アーモンド、ちぎったパセリを散らす。

<料理のワンポイント/つぶしかぼちゃの冷たいポタージュ>
かぼちゃを粗めにつぶして食感を残したポタージュですが、ブレンダーやミキサーを使用するとなめらかな食感になります。さらに冷たく召し上がるために、器も冷やしておくとよいでしょう。

ローストビーフ丼/夏野菜のトマトディップ/モロヘイヤのスープ

週末の夜に手作りローストビーフはいかがですか。フライパンでじっくり焼いて、あとはアルミホイルに包んで置いておくだけ。薄く切って肉汁を加えたソースをかけて、ごはんと一緒に召し上がれ♪

ローストビーフ丼/夏野菜のトマトディップ/モロヘイヤのスープ

<材料3人用>

●ローストビーフ丼
・牛モモ肉(固まり)・・・300g
・塩・・・小1/2
・こしょう
A・酒・・・大1
A・しょうゆ・・・大2
A・みりん・・・大3・1/2
・玉葱・・・小1/2コ
・サニーレタス又葉野菜・・・適量
・温泉卵・・・3コ
・白ごま・・・大1/2
・おろしわさび

★ローストビーフ丼のクッキング動画はこちら

●夏野菜のトマトディップ
・ズッキーニ・・・1本
・かぼちゃ・・・120g
・人参・・・60g
・オリーブ油又サラダ油・・・大2/3
・ミニトマト・・・3コ
B・トマトケチャップ・・・大1
B・マヨネーズ・・・大2

●モロヘイヤのスープ
・モロヘイヤ・・・1/3ワ
・玉葱・・・小1/2コ
C・水・・・450ml
C・コンソメ・・・1コ
・塩・・・少々
・黒こしょう(あらびき)

<下ごしらえ>
ア、牛肉は室温に戻しておく

<作り方>

  1. 牛肉に塩、こしょうをすり込み、油をひかないフライパンで強火で一面ずつ焼き、全ての面を焼いたらアルミホイルで包んで粗熱が取れるまで約30分置いておく。
  2. サニーレタスはちぎり、丼の玉葱(スープにも使用)は繊維に逆らって薄切りにし、塩水にさらして水気をしっかりきる。
  3. モロヘイヤは葉と茎の柔らかい部分を摘み取ってざく切り、スープの玉葱は薄切りにする。
  4. 鍋にCを煮立て、モロヘイヤ、スープの玉葱を加えて弱火~中火で煮、味をみて塩、黒こしょうする。
  5. ズッキーニは棒状に切り、かぼちゃは薄切り、人参は輪切りにする。
  6. ミニトマトは角切りにし、Bと合わせておく。
  7. フライパンにオリーブ油を熱して(5)を焼き、(6)を添えて盛る。
  8. フライパンにアルミホイルに出た肉汁、Aを入れ、ひと煮立ちさせる。
  9. (1)を薄切りにし、温かいご飯にのせ、サニーレタスを添えて玉葱、温泉卵をのせ、(8)をかけ、ごまを振ってお好みでわさびを添える。

<料理のワンポイント/ローストビーフ丼>
冷蔵庫で保管していた固まり肉は、内部が非常に冷たく、焼いても中心部までなかなか熱が届かないため、30分程度室温に戻しておくとよいでしょう。

また、肉は焼きあがってすぐに切ると肉汁が染み出てしまいますが、30分ほど休ませると肉汁の流出が少なくなり、さらに余熱で内部にじっくり火を通す効果もあります。

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