3児のママ、スポーツ栄養士の馬明真梨子です。暑い!毎日何度口にしているでしょうか。猛暑の中、子ども達の体調や熱中症も心配です。夏休みも始まり、兄弟がいるご家庭はバタバタではないでしょうか。熱中症や夏風邪を予防するためにもこの夏の過ごし方を考えて頂ければと思います。

生活リズムを見直そう~食事編

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熱中症は毎日の食事で予防! スポーツ栄養士おすすめの食べ方

朝昼夕の3食のうち、一番意識して頂きたいのは「朝食」です。朝食は1日のリズムをつくる役割があります。

朝食には様々な役割がありますが、就寝中、体温が低下します。朝食をとり、消化吸収で胃腸が動くことで熱が生まれ体温が上昇し、身体の機能も働き出します。体温には日周期があり、朝食をしっかり食べて体温をあげることで、入眠がスムーズになります。

また、寝ている間は細胞の新陳代謝が行われ、エネルギー(カロリー)を消費しており、起床時は枯渇した状態です。朝食により、脳や身体のエネルギーを補給することで、様々な活動も元気に行うことができます。

朝食にヨーグルトやジュースだけのお子さんも時々耳にしますが、胃腸をよく動かし、身体を活性化する食事を朝は意識していきましょう! ごはん、味噌汁がおススメです。

水分やビタミン、ミネラル豊富な果物はおやつにも最適

生活リズムを見直そう~睡眠編

お子さんの生活リズムは規則正しいですか? 朝起きる時間、寝る時間、お昼寝の時間、ごはんの時間、、、いろんな時間がありますが、特に、起床、就寝、朝食の時間は意識してほしいと思います。

私たちの身体は、様々なホルモンが日々、時間や食べ物などの刺激によって分泌されています。起床時は朝日を浴びることで、睡眠ホルモンの分泌をリセット。そして、睡眠時間に再度睡眠ホルモンが分泌されるスイッチとなります。

朝日を浴びることは睡眠のリズムをつくる上でとても大切なことなのです。できれば朝日を約15分、浴びるほうが良いそうです。熱中症予防の観点からも睡眠は重要です。睡眠の質も大事なので睡眠環境もこの機会に見直してみましょう!

今、私が読んでいる睡眠の本「ママと赤ちゃんのぐっすり本」(講談社)

生活リズムを見直そう~遊び編

暑い夏、どこで遊ぼうか頭を抱えるお母さん方も多いのではないでしょうか。身体を動かすことも体調管理においては大切です。食べる・寝る・遊ぶは季節問わず、子どもの体調管理、成長にとって欠かせないことです。ただ昨今、意識しなければ食べる・寝る・遊ぶはおろそかになりがちです。

子ども達が身体全身を使って遊ぶことのできる環境や時間をつくることがこの時期に元気にすごす秘訣です。エアコンの効いた室内でテレビを見る、ショッピングカートやベビーカーに乗るだけ、ではなく、ぜひ夏のイベントや室内でも身体を動かして遊ぶ工夫を作ってみましょう!

お近くの子育て支援センターなどに行くのも良いと思います。また、日が高くないころにお散歩するのもおススメですよ!

夕方や曇った時などにお散歩!帽子は嫌ってかぶってくれません!