こんにちは、管理栄養士のHIROMIです。今年の夏の土用の丑の日は7月20日と8月1日ですね。価格が高騰しているうなぎではありますが、美味しいだけではなく、古くから受け継がれてきた日本の伝統の味わいの一つでもあります。
栄養価が高く夏バテ対策にもぴったりのうなぎを、ぜひ丑の日以外も楽しみましょう!
今回はうなぎの健康効果と、市販のうなぎでもカンタンに美味しく頂ける食べ方をご紹介します。

丑の日以外も頂きたい!おいしく栄養価の高いうなぎ

私自身うなぎが大好きで、様々なうなぎのお店も食べ歩きました。

その中で、いつも安定した絶妙な焼き加減と味わいに魅力され何度も伺った小田原のミシュラン星付きのうなぎの名店で、ある日「今は大変希少となった天然うなぎが今日は少しだけ入った」と教えて頂き、その時出して頂いたうな重は未だに忘れられない美味しさでした。

こちらがその時の天然うなぎのうな重です。それまで抱いていた天然うなぎは痩せてあっさりしているというイメージとは全く異なり、大きく味わいは濃醇でありながら身が締まっていて、心の底から感動を覚えました。

うなぎを頂いた時のあの力が沸いてくるような感覚は、美味しさと共にその栄養価の高さにもあると思われます。

うなぎの健康効果とは

うなぎに豊富なビタミンEには抗酸化作用があり、コラーゲンも豊富なためアンチエイジング効果や美肌効果が期待できます。

また、DHA、EPAなどの良質な脂質やたんぱく質と共に、脂質・たんぱく質・糖質の代謝を助けるビタミンB1、B2、B6が豊富で効率良く代謝してくれるため疲労回復効果に優れ、すぐにパワーが湧いてくるような感覚があるかと思います。

他にも、鉄分補給ができ、眼の疲れや肩こりなどを和らげ、余分なナトリウムを排出し、骨を丈夫にしてくれる効果も期待できます。これはうなぎに含まれる豊富なビタミンやカリウム、カルシウム、鉄、銅など様々な栄養の効果によるものです。

夏バテ解消にぴったりの食材ですね!

市販のうなぎも絶品の味わい!簡単でおいしいうなぎの食べ方

おいしいうなぎの温め方

うなぎを美味しく温めるポイントはほんのり焼き色をつけること。網焼きは手間と思う方でも、魚焼きグリルでとってもカンタンに美味しく仕上げられます。

まずはうなぎの表面を軽く流水で洗います。これで雑味が残りづらく適度な水分が残るためふっくらと仕上げることができます。

魚焼きグリルではたれが焦げやすいので、網を逆さにしてアルミホイルを敷きます(網は外しても可)。こうすると遠火の弱火で火入れができます。

その上にうなぎを乗せ弱火で加熱します。表面にほんのり焼き色がつく頃には全体が温まりふっくらと仕上がっています。これにうなぎのタレ(できればうなぎ店で購入したものが◎)を塗り完成です。

うな重にする場合は、ご飯の上にたれをかけ、その上にこちらのうなぎを乗せれば完成です。

ひつまぶし

一尾で3回美味しいひつまぶし。一杯目はそのままの味わいを堪能。二杯目は薬味とわさび、海苔などをかけ頂きます。三杯目はだし汁又は煎茶を注ぎ、薬味はお好みで載せて頂きます。

うなぎのたたき

白焼きが手に入ったら、温めたうなぎに写真のようにたっぷりの生姜と薬味をのせ、ポン酢をかけて食べるのもオススメです!さっぱりと頂ける、夏にはぴったりの一品です。

うなぎにはビタミンCが少ないため、コラーゲンの生成を助けるビタミンCを含む野菜など一緒に摂るとさらに美容効果が高まります。

市販のうなぎであればお店よりはお手頃ですし、お店の場合はうなぎの串焼きを出すお店であれば、気軽にうなぎを楽しめますね。

最近疲れが抜けない、スタミナ不足を感じる、そんな時は是非うなぎを楽しんでみてはいかがでしょうか!