近畿大学世界経済研究所(大阪府東大阪市)の有路昌彦教授が社長を務める水産加工業の食縁(和歌山県新宮市)は、特有の青魚臭を抑えた「におわないブリ」を使用した「食縁のキーマ鰤カレー」を開発。「とれとれ市場南紀白浜」(同県白浜町)で7日から販売を開始する。その後は、同大学生協などの小売店で順次販売予定。

同教授は餌を工夫することでブリ独特の青臭さを低減し、魚嫌いでもおいしく食べられる「におわないブリ」を開発。この「におわないブリ」を使用した「食縁のキーマ鰤カレー」を作った。

同社は「ブリを細かいフレーク状にし、ブリに合う厳選したスパイスでブレンドしたマイルドなキーマカレーに仕上げた。魚の臭みを感じない、ブリ本来のおいしさを引き出した一皿だ」とした。内容量160gで販売価格400円(税別)。

なお、同大学では今年4月に高島屋法人事業部と共同企画した「カンカ入りカレー」を発売。産学連携による同大学関連のレトルトカレーの販売は2件目となる。

◇日本食糧新聞の2018年7月6日号の記事を転載しました。