東京出身で、現在カナダのバンクーバー島に移住中のたべぷろ編集部員・ミレニアムです。日本でも体によい食べ物が注目を浴びていますが、カナダでも皆さんなかなか健康な食材には敏感なんです。ケールは緑黄色野菜の中でも最もビタミンを多く含む野菜で、スーパーフードとして知られ、青汁でも主成分になる野菜です。
今回は、ここバンクーバー島から、カナダでのケールの食べ方について、ご紹介します。

ガーデニングが大好きなカナダ人

カナダ人は、ガーデニングが大好きな方がとても多いです。その広大な土地を活かして、美しい庭作りや野菜栽培にかなりの意気込みをもっていて、ここでとりあげているケールもかなり家庭栽培されています。

私もカナダに来て、ガーデニングの魅力に取り付かれた1人ですが、うちの庭にもケールが元気に育ってくれています。もともと種から育てましたが、一度大きくなると冬の間に枯れても次の春にまた生き生きと葉っぱを茂らせてくれます。寒さに強い植物なので、カナダの冬も生き抜けるのですね。

上の写真は、うちにあるケールの種です。ケールにもいくつか種類がありますが、一般的にRed Russian Kaleというのがこちらでは出回っています。ここバンクーバー島では、Seedy dayというイベントがあって野菜や花の種なども色々手に入りますし、家庭でとっておいた種を他の人と交換し合ったりもできます。写真の右の2つはSeedy Dayにゲットしたものです。なかなかいいケールが育って満足です。育てて楽しい、食してさらにうれしいで、満足度2倍ですね〜

もちろんスーパーやマーケットでもケールは必ずおいてありますので、ガーデニングしない方も手に入ります。

カナダ人のケールの食べ方TOP3とは?

さて、自分で育てた新鮮なケールをどのように食べるか。色々な食べ方やケールを使った料理のレシピもありますが、トップ3を挙げるとすると、ケールチップ、ケールサラダ、ケールスムージーだと思います。

ケールチップ

ケールチップは、洗ったケールに少々オリーブオイルと塩を振り、175度に温めておいたオーブンで10~15分焼くだけ、といたってシンプルなものです。焼くとかなりボリュームが減るので、オーブンシートにこんもりのっけて焼くのがポイントです。ちなみに下の写真が焼く前のもので、上の写真は焼き上がりです。

これが、食べ始めると結構クセになります。ケールは苦くて食べにくいと思っている方にはぜひ試してみてほしい食べ方です。止められない止まらないケールチップ♪って具合ですよ。

 

ケールサラダ

次は、ケールサラダ。これは日本でも定番でしょうか。こちらでは、ケールにレタスやクランベリーなどのドライフルーツ、ナッツなどを混ぜたサラダがポピュラーです。このサラダと相性のよい私のオススメサラダドレッシングは、オリーブオイル大さじ3、醤油小大さじ1、メープルシロップ大さじ1を混ぜたものです。色々な料理とも合う万能サラダです。

 

ケールスムージー

最後には、ケールスムージーです。ケールといえば青汁として日本では有名だと思いますが、フルーツなども加えることでおいしく飲みやすくスムージーにしたものが人気です。こちらでは野菜だけではなく、庭に果物の木があるご家庭も多く、季節のフルーツを入れてのスムージー作り一般的です。

うちでは、ケールと一緒に、牛乳やジュース、ヨーグルトをベースとして、イチゴやバナナ、マンゴー、りんごなどの果物、人参やセロリ、アボカドなどの野菜に、チアシードなども加え、少し蜂蜜をたらしてジューサーでガーッとスムージーを作ります。上の写真は、マンゴージュース、ヨーグルトをベースにスムージーを作ってみた時に入れたものです。

ケール以外の材料を全てガーッとしたら、こんな感じの色合いでしたが、ケールを入れるとスムージー冒頭の写真のように一挙に青汁みたいな色に変身‼︎
ちなみに、ケールだけでは食べてくれない2歳の娘もこのスムージーは飲んでくれます。
こちらでは、人によってはスムージーにニンニクを入れたりもするようです。
これだけで、栄養抜群で1日の活力がみなぎりますよ〜

新鮮なケールは、思っているほどに苦くなく、かみしめるほどに深い味わいがあります。青汁のイメージで苦手意識のある方も、ぜひこの機会にスーパーフード「ケール」を試してみてはいかがでしょうか。