「和食アドバイザー検定」募集、東京で初の実技講習会も
和食アドバイザー検定協会が実施する平成29年度和食アドバイザー検定の募集が、4月から開始された。
今年度は公式テキストで学習し、在宅受験を行う「ジュニア和食アドバイザー検定」を2回、ジュニア和食アドバイザー有資格者が受講する「和食アドバイザー検定実技講習会」を4回以上開催する。特に今年度は10月に東京で初となる実技講習会を予定しており、江戸東京野菜をはじめ、地域に根差す食文化を知識・技術両面で習得してもらうことを目指す。
和食アドバイザー検定は、2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを受け、15年からスタート。和食についての基本的な知識を学び、和食の魅力を広く伝えることに意欲を持つ人を対象に、過去2年間で51人の和食アドバイザー、522人のジュニア和食アドバイザーを輩出してきた。
検定は2段階になっており、受講者はまず伝承料理研究家の奥村彪生氏監修の公式テキスト「和食の基本がわかる本」で学習し、在宅で試験を受ける。合格するとジュニア和食アドバイザーの資格を取得することができる。ジュニア和食アドバイザー有資格者は3日間18時間で加工・調理実習を中心にしたカリキュラムを学ぶ実技講習会に進み、修了試験に合格すると和食アドバイザー資格を得る。
今年度のスケジュールは、ジュニア和食アドバイザー検定が第5回(申込期間4月20日~5月26日)、第6回(同9月21日~10月27日)の2回、和食アドバイザー検定実技講習会が第6回(7月、長野会場)、第7回(9月、群馬会場)、第8回(10月、東京会場)、第9回(18年2月、群馬会場)の4回を予定している。
【お問い合わせ先】
和食アドバイザー検定協会(中央農業グリーン専門学校内)(電話027・221・1331)まで。
◇日本食糧新聞の2017年5月1日号の記事を転載しました。
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