中央ヨーロッパ・ハンガリーの首都ブダペスト在住のフードライター、旅野きっこです。ヨーロッパ各地に点在する素敵な街を訪れながら、お酒とともに美味しいグルメを堪能する日々を送っています。ヨーロッパは街歩きやテラスでビールなどが楽しい季節になってきました。ヨーロッパの夏の風物詩といったらまずはジェラート! ハンガリーでも人々が歩きながら好みのフレーバーのジェラートを楽しんでいます。ハンガリーには日本にはないフレーバーがたくさん! 今回はそんなハンガリーのジェラートをご紹介します!

チョコだけでも数種類 バリエーション豊かなフレーバー

ジェラートにはさまざまなフレーバーがありますね。チョコやバニラ・抹茶やストロベリーなどが定番どころでしょう。ヨーロッパの人は夏になるととにかくジェラートを食べるのです。ドライな気候のためでしょうか、甘くて冷たいものを身体が欲するのですね。そしてフレーバーもホントにたくさん!

ハンガリーで定番のフレーバーといえば、バニラ・チョコ・ピスタチオ・ストロベリー・ミックスベリーといったところでしょうか。しかし一口にチョコといってもかなり濃厚なブラック・ノワールというものや、ラベンダー入りのチョコなどいくつかあるのです。

ワイン味!? 変わり種フレーバーも盛りだくさん

ハンガリーには世界3大貴腐ワインの1つ「トカイワイン」という大変甘くて美味しいワインがあるのですが、このトカイワインフレーバーもあるのですよ! ハンガリーにはさまざまなワイナリーがあり、赤の「エグリ・ビカヴェール」、そしてこの貴腐ワイン「トカイ・アスー」は中でもとても有名。

また、こちらも美味しいハンガリーの赤ワインメーカー・「BOCK(ボック)」直営レストランのジェラートは、なんと「ベーコン・ハム・タバコ」というスイーツとはかけ離れたイメージのフレーバーもありました!

遊び心満載ですね。味はどうなのかというと、ベーコン・ハム味はちょっと美味しいのかよく分からない味で、タバコ味は苦くて口の中がピリピリとしました。面白くて印象に残っています。

抹茶味も人気! 地元の人も通う和カフェも

日本のものである抹茶味もここ数年ハンガリーでは楽しむことができます。かなり本格的な「和カフェ」がブダペストで数年前オープンし、そこでは抹茶アイスやほうじ茶アイス、そしてそれぞれの味のソフトクリームも!

とても美味しいので在住日本人はせっせと通っています。でも私たち日本人だけでなく、ハンガリー人や他国の人も通っており、いつも外国人がいっぱい! やっぱり日本の味はおいしいのですね。

ちなみに筆者がイタリアを訪れた時にジェラートを頼んだら、「生クリームを付ける?」と聞かれ、発想になかったので大変驚いたことがあります。しかし試してみると本当に美味しくて、もっと広まればいいなと常々思っています。もちろんイタリアで食べるジェラートは感動的な美味しさでした!

また、「オーストリアで食べるイタリアンジェラートがとにかく美味しい」という噂もあり、筆者はウィーンで試してみましたが、こちらも大変フレッシュで美味しかったです。

ジェラートは良いですね。カプチーノやストロベリーバナナ、ミルクやキャラメル、ヘーゼルナッツにマンゴー…まだまだたくさんで夢が広がります!