「うなぎパイ」で知られる春華堂が7月27日から8月26日の金・土・日限定で、「nicoe かき氷甲子園~47都道府県キラッと光る食材を探せ!」を静岡県浜松市の「浜北スイーツ・コミュニテイnicoe」で開催する。

1日、東京都内で行われた東京発表会で山崎貴裕春華堂社長が「生産者の皆さまが直面するさまざまな課題解決の一助になれば」と述べ、同社の6次産業化へのチャレンジの一歩という考えを示した。

食材を提供する静岡県温室農業協同組合の中條文義支社長(静岡・クラウンメロン)、八海山の余田岳志東京営業所所長(新潟・八海山のあまさけ)、菊池いちご園の菊池宏代表(栃木・夏イチゴ)がそれぞれ、春華堂の取組みへの期待感を述べた。

「nicoe かき氷甲子園」では47都道府県よりすぐりの特産物を使用したかき氷50品を期間中、週替わりで販売する。山形の「さくらんぼ」、福島の「桃」といった定番フルーツから、富山は「白えび」、三重「伊勢海老」、島根「しじみ」などの海産物、宮城「仙台味噌」、秋田「いぶりがっこ」、群馬「蒟蒻」、石川「金箔」など各自治体の特産品がその味を競う。

従来のかき氷のイメージにはない素材とのマッチングもこの企画ならでは。15年のミラノ万博で開催されたスイーツのワールドカップで優勝したメゾンジブレーの江森宏之氏が監修し、「ミシュランガイド東京2018」一つ星を獲得した松本一平氏がフレンチとモダンのエッセンスを取り入れたレシピを提案。料理家の五味幹子氏、横山久美子氏が協力した。

◇日本食糧新聞の2018年6月13日号の記事を転載しました。