ポークたまごの組み合わせは無限!沖縄でのおいしい食べ方
沖縄の朝食の定番メニュー、ポークたまご。最近ではこれをワンハンドで食べられるようにした「ポークたまごおにぎり」の人気が全国的に高まり、県内にある専門店では連日行列ができるほどのブームになっています。シンプルながら奥の深いポークたまごの世界をのぞいてみませんか?
沖縄の食堂では定食メニューに
沖縄にある昔ながらの食堂に行けば、高確率で出会えるのがポークたまご定食。その名の通り、ポークランチョンミートをスライスして両面をこんがり焼いたものに卵焼きが添えられたおかずをメインに、サラダやごはん、味噌汁が添えられている定食メニューです。
切って焼くだけなのにしっかり食べごたえがあり忙しい朝にぴったりとあって、沖縄の朝食といえばポークたまごを思い浮かべるというウチナーンチュも多いものです。
さて、そんなポークたまごですが、シンプルながら、いやシンプルがゆえに奥が深いメニューともいえます。数店舗を食べ比べてみるとその違いは一目(一口?)瞭然。
まず、ポークランチョンミートのメーカーの違い。有名どころのスパムやチューリップをはじめ、ミッドランドやホーメル、オキハム、わしたショップ、コープおきなわ等、各社オリジナルの商品を販売しているのです。塩分、食感、風味など実際に食べ比べてみると、驚くほどの味わいの違いに気が付きます。
そしてもうひとつの主役であるたまご。ポークの味わいが強いので、基本的にほとんど味付けのされていないところがほとんどですが、薄焼き卵もあれば卵焼きもあり、はたまたスクランブルエッグの場合も。焼き加減もさまざまで、ポークとたまごの組み合わせはそれこそ無限です。
個性いろいろ、おすすめの定食
那覇市にあるななほし食堂のポーク玉子焼定食は、なんといっても卵を贅沢に使ったふんわりボリューミーな卵焼きが特徴。焼き加減もぷるっとしており、まるでオムレツのようです。分厚くスライスされ、表面カリッと中ふんわりと焼き上げられたポークとあわせて食べると至福のコンビネーション。
付け合せのサラダも美味しく見た目にも美しい、女性におすすめしたいポークたまご暫定一位です。
まんぷく食堂のポーク卵定食は、お弁当に入っていそうなきれいな卵焼きと、両面しっかりと焼いた香ばしいポークが特徴。そのままでももちろん美味しいのですが、付いてくるケチャップをかけて食べると、ほどよい酸味がプラスされて飽きずに食べ進めることができます。
ポークと卵焼きを交互に口に運ぶもよし、2つあわせてガブリとかぶりつくもよし。白ごはんがどんどん進んでしまう美味しさです。
家庭でも沖縄の味を楽しもう!
ポークたまごは作るのがとても簡単なので、料理に自信がないという方もぜひご家庭で作ってみてください。ちょっとしたコツをおさえると、さらに美味しくいただけますよ。
《ポークの厚み》
薄めにスライスすればカリカリベーコン風、厚めにスライスすれば「外カリ中ふわ」のハンバーグ風に楽しむことができます。いずれの場合も、ポークから染み出してくる油分でじゅうぶんなので、フライパンに油はひかないでOKです。
《玉子焼き》
ふわふわの食感が楽しめる厚めの卵焼きがおすすめです。一人前につき卵を2〜3個使ってボリュームのある卵焼きを作りましょう。ポークの塩分が強いので、味付けは塩少々もしくは潔くなにも入れなくてもOKです。くれぐれも入れすぎには注意してください。
これにたっぷりの野菜を添えれば、バランスのとれた朝食に。ぜひ時間の無い朝などに作ってみてくださいね。
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