アンニョンハセヨ!埼玉県狭山市在住の韓国家庭料理研究家・李亜民です。小さいころから韓国の食文化に触れて育った在日3世コリアンです。そんな我が家では、常に食卓の上に健在していたのが「にんにく」です。キムチはもちろん、ヤンニョンジャンにもスープにもほとんどの料理に入っています。“にんにく生活”は今も変わっていません。でもにんにくの臭いは強烈ですよね。食べた後や次の日が気になるあなた、今回は上手なにんにくの食べ方をおすそ分けします。

牛乳や果物と一緒に

これからBBQシーズンです。パワーの源、にんにくが欠かせないですよね。ホイル焼きなどみんなで鉄板を囲むとおいしいです。ただ、たくさん食べると気になるのが臭い。臭いはどうしたら防げるのか気になりますね。

まず一つ目に、牛乳とセットにするといいそうです。胃や腸に膜を作って、にんにくを包み込んでみましょう。寝る前に飲むとより臭いを防げるのだとか!

そして、果物も有効的だそうです。特にりんごとセットで食べると臭いを防げるみたいです。韓国ドラマでよく食後にくだものを食べるシーンがあります。にんにくの臭い消しなのかもしれませんね。

その他緑茶やウーロン茶、野菜ジュース、お水をたくさん飲むことも効果的だそうです。

にんにくは料理に入れる量を調整してみよう

韓国料理にはにんにくが大抵入っています。韓国の方はにんにくが当たり前なのでばんばん料理に入れます。韓国に旅行された方は分かると思いますが空港から出るとにんにくの臭いがしますよね。にんにくの消費量は韓国が世界一ですから。にんにくの食文化を一番味わえます。

にんにくを割ってみると1かけらずつ全て形も大きさも違います。料理に寄って分けて使うのがいいですね。明日は大事な会議がある、人と会わないといけない、デートなどなど。でもにんにくは食べたい、そんなときは小さいものを入れて量を調整するのがベストかと思います。

にんにく料理で強いからだを!

にんにくには疲労回復や抗菌・殺菌作用や血液をサラサラにする効果があります。だからと言ってにんにくだけを大量に食べるのはNG!ほどよい量こそよき効果につながります。これから暑い季節がやってきます。暑さに負けないようににんにく料理で強いからだを!

にんにく生活であなたも明日の健康を!毎日の料理に少しずつ入れて食べてみましょう。定番の餃子にはもちろん!

にんにくは豚肉との相性がぴったりなんです。ほうれん草、パセリなどの野菜も臭い消しになるのだとか。キャベツやニラではなくほうれん草とにんじんで餃子を作るのも手ですね。

季節の変わり目や新しい生活の始まりなど。新生活を迎え身体も心も緊張していますよね。そんなときはやはり食べ慣れた食事が心やからだにフィットすると思います。いつものカレーにすって入れるのが隠し味ならぬ隠し愛情&隠しスタミナかと♪

うちではカレーにもシチューにもにんにくを入れます。あまり大きな粒を入れるとにんにくが勝ってしまうのでほんの少しだけ。ひじきにも入れて日韓を同時に味わうのも一つです。1日目ひじきの煮物、2日目ゼンマイのナムル、3日目は混ぜて食べました。

そしてビビンバに!何にでもアレンジ可能です。ナムルにもキムチにもにんにくが入っているので栄養価が高いですね。ゼンマイにひじきに!こちらも栄養成分たっぷり。

美に欠かせないにんにく!

いつもキレイだね♪と言われています。自画自賛ですが、抗酸化作用のあるにんにくパワーのおかげかと考えています。牛すじ煮込みにもゴーヤチャンプルー、味噌汁にもにんにくをすって入れちゃいます。

とはいえ、生での摂取は刺激が大きいため胃にダメージを与えやすいです。いつもの料理に少しすって、にんにく生活を楽しんでみてくださいね。