5月24日は「菌活の日」。みそやキムチ、酢、乳製品などの菌食材もありますが、きのこは菌そのものを食べられる唯一の食材。「菌活の日」は、1年を通して菌活をすることで健康で豊かな毎日を送り、笑顔で生活するきっかけとなる日です。あなたもきょうから、きのこと菌食材を組み合わせて「菌活」生活、始めてみませんか?

菌活で腸内環境を整える

「菌活」とは、きのこなど身体に良い菌食材を積極的に食べて、キレイで健康な生活をめざす生活習慣のこと。私たちの腸の中にはたくさんの菌が存在しています。菌活によって腸内環境を整えることで、健康・美容へのうれしい効果が期待できます。

“菌”という漢字の訓読みは“きのこ”。きのこは菌そのものを食べられる唯一の食品なので「菌食材の王様」と呼ばれています。

きのことアボカドの菌活サラダ きのこ×黒酢

きのことアボカドの菌活サラダ

<材料・4人分> 1人分154kcal
・エリンギ…………100g
・ブナピー…………100g
・アボカド…………1個
・トマト……………2個
・レタス……………3~4枚
・「キユーピー テイスティドレッシング黒酢たまねぎ」…適量

<作り方>

  1. エリンギは2cm角に切り、ブナピーはほぐしておく。電子レンジ(600W)で約2分加熱する。
  2. アボカドは皮と種を取り、2cm角に切る。トマトも同様に切っておく。
  3. レタスを皿に敷き、(1)(2)を彩りよく盛り、黒酢たまねぎドレッシングでいただく。
    ※「酢」は酢酸菌を使って作られる菌活食材のひとつです。

霜降りひらたけと鶏ひき肉のみそ炒め きのこ×みそ

<材料・2人分> 1人分273kcal
・霜降りひらたけ……1パック
・なす…………………2個
・ピーマン……………2個
・サラダ油……………大さじ2
A・長ねぎ……………5g
A・しょうが…………5g
A・鶏ひき肉…………80g
A・みそ………………大さじ2
A・酒…………………大さじ1
A・砂糖………………小さじ1/4
A・ごま………………小さじ2

<作り方>

  1. 霜降りひらたけは食べやすくほぐす。なすは乱切りにする。
  2. ピーマンはヘタと種をとり、2cm角に切る。
  3. Aを混ぜ合わせておく。
  4. フライパンに油を温め、(1)~(3)を炒める。全体がしんなりしたらAを加え、鶏肉に火が通るまで炒める。
    ※「みそ」は麹菌を使って作られる菌活食材です。

きのこのピリ辛キムチスープ きのこ×キムチ

<材料・4人分> 1人分81kcal
・ブナピー………………100g
・エリンギ………………100g
・オクラ…………………6本
・油揚げ…………………1枚
・水………………………600ml
・鶏ガラスープの素……大さじ1
・キムチ…………………100g
・コチュジャン…………小さじ2
・ごま油…………………小さじ1
・しょうゆ………………少々

<作り方>

  1. ブナピーは石づきを切り、小房に分ける。エリンギは半分の長さに切り、厚さ5mmに切る。
  2. オクラはゆでて、薄く切る。油揚げは熱湯を回しかけて油抜きをし、細切りにする。
  3. 鍋に水、きのこ、鶏ガラスープの素を入れ、火にかける。
  4. きのこが煮えたらキムチと油揚げを加え、ひと煮立ちする。
  5. コチュジャン、ごま油を加え、しょうゆで味を調え、オクラを加え、火を止める。
    ※「キムチ」は乳酸菌を使ってつくられる菌活食材です。

健康を司るのは「腸」だった!

人の身体の中にある免疫細胞の約6割は腸に存在しているって、ご存知でしたか?

その免疫細胞活性化の役割を担っているのが腸内細菌。善玉菌と日和見菌、悪玉菌で構成され、善玉菌は健康を守りますが、悪玉菌が増えると生活習慣病やガンなどを引き起こす原因になると言われています。つまり、腸は食べ物を消化吸収し、外敵と戦い、健康を保ってくれる“要”なのです。

腸がきちんと働かないと、栄養を十分吸収できないだけでなく、免疫力が低下して体調不良を引き起こす恐れも。また、善玉菌が減ることによって便秘から肌荒れになるなど、美容面にも大きな影響を与えます。菌類や発酵食品を毎日取る「菌活」で、腸内環境を整え、健康でキレイな身体を手に入れましょう!

◇百菜元気新聞の2018年5月1日号の記事を転載しました。