口の中ではかなく消えていく…オランダの素朴なラスク
こんにちは、オランダの白神です。さわやかな陽気がやっと続くようになったオランダですが、日本はもう初夏の陽気でしょうか? 沖縄地方は、梅雨入り宣言が出されたとか。まだ5月なのにと、思ってしまいますよね。
そんなオランダにも5月休みがあり、家族でバケーションを満喫。そこで見つけたのがオランダ版ラスクです!
ヨーロッパでのバケーションハウスの楽しみ方は
4月27日がオランダ国王の誕生日で、この日の前後から学校は、1~2週間のお休み。この国王の日は、オランダ中がオレンジに染まり、衣類も食べ物もデコレーションも、全てがオレンジ(オランダ王室の色)もしくは、赤白青(オランダ国旗の色)となり、お祭り気分を盛り上げてくれます。
オランダ国中がオレンジ色に染まる日には、オレンジ色の食べ物を
5月休みは、家族で出かけることの多いオランダ国民。今年の5月休みには、私もちょっとお出かけをしてきました。オランダの東部、ドイツとの国境に位置するAchterhoek(アフタルㇽフック)と呼ばれる地域で、自然がたくさん残るところ。
オランダを含むヨーロッパの人達に、テントやキャンピングカーとならんで人気なのが、バケーションハウスを借りてのバカンス。バケーションハウスには、生活に必要なものが備え付けてあるのでとても便利。いつもとは違う環境で、のんびりすることが出来ます。
旅先で見つけたノスタルジックなラスク
今回のバケーションハウスは、大きなバケーションパークにあり、パーク内には商業施設も整っています。今回、この施設内にあるスーパーのパン売り場で、興味をそそられるものを見つけました。それは、オランダ版ラスク。
とってもノスタルジックな袋に入っていたのが目に留まり、即決で購入しました。名前もAchterhoeks Thee Beschuit(アフタㇽフクス テー ビスハウト:アフタㇽフク地方のお茶請けビスケット)。いかにも名産品っぽい名前も、嬉しい限り。手に持ってみると、とにかく軽い。15本入りで100gもない感じです。
開けてみると、こんな感じのラスクが15本。低温にて丁寧に2度焼きされたと思われるラスク生地に、シナモンシュガーがたっぷりかかっています。
横から見ると、こんな感じです。とにかく軽く、割るとボロボロこぼれます。
口に含むと、ホロホロと分解されていく感じで、何ともモロくハカナく口の中で消えていきます。皆さんにこの感じが上手くお届け出来ないのが残念ですが、お年寄りからお子様まで幅広く愛されてきた歴史を感じさせる、素朴なお菓子です。
これがラスクの原型なのかどうかを調べてみましたが 残念ながら不明。でも、日本の方々にも喜ばれる味であることは間違いないと思います。
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