JR金沢駅の「えきべん処金澤」「おみやげ処金沢」で販売している駅弁「金沢日和」。金沢の海の幸・山の幸が使われていて、華やかで目でも“味わえる”「金沢日和」の魅力をお伝えいたします。

梅模様のキュートな包み紙!コンパクトなパッケージも女性好み

「金沢日和」は女性らしい梅模様の包み紙で包装されています。包み紙にはお弁当の中身のイラストが描かれていて、売り場でもパッと目を引きます。「金沢では海の幸を食べたい」と考えている方なら、海鮮ちらし寿司のイラストを見て、思わず手に取ってしまうことでしょう。

パッケージも、列車の中でも広げやすいコンパクトなサイズ。膝の上に乗せても食べやすそうです。外側が黒色、内側が金色のパッケージは、中身が映えて高級感もありますね。割り箸も、女性の手に馴染みやすい小さめの箸が入っています。

加賀梅鉢紋がプリントされた包み紙が、加賀水引を思わせるゴムで留めてあります

豪華!“ベニズワイといくら”のちらし寿司に大満足

まずは、大きなベニズワイが乗ったちらし寿司を食べてみます。酢飯の味付けもちょうど良く、食が進みます。

ベニズワイは食べごたえがあって、海の幸を満喫できます。いくらのプチプチ感も堪りません。

酢飯を食べた後に甘く煮た刻み椎茸を食べると、ちらし寿司の味が軟らかく変化します。マイルドな甘さになります。少し甘みのある錦糸卵や小松菜のおひたしも、ちらし寿司の味にアクセントをつけてくれます。

おかずのおすすめは…高級魚の「のどぐろ塩焼き」!

お弁当のおかずからも金沢らしさが伝わってきます。まずお勧めしたいのが、「のどぐろ塩焼き」。のどぐろ料理専門店があるほど、金沢では人気のある魚なんですよ。金沢で人気の高級魚がリーズナブルな駅弁に入っているなんて、驚きですね。

のどぐろは「白身のトロ」と呼ばれるほど、脂と旨味の乗った魚です。「のどぐろ塩焼き」を食べてみると、身が軟らかく、深みのある味わいも感じられました。焼くことによって、さらに香ばしさも加わっています。

おかずには、「カキのいしる煮」も入っています。石川県の名産品・いしるは、奥能登で作られる魚醤。まさに海の恵みとも言えますね。いしるは日本の三大魚醤の一つとされているので、ぜひここで味わっておかなくてはなりません。

能登ではカキも有名です。「カキのいしる煮」を1口食べると、カキのプリプリとした身の食感が楽しめます。カキの優しい甘さ、いしるの芳醇な味わいが口いっぱいに広がります。日本海の旨味が凝縮された一品ですね。

他に、上品な甘さで煮つけられた「たらのこ旨煮」なども。薄味で煮た人参ときぬさやも入っていて、彩りが綺麗な駅弁に仕上がっています。

「たらのこ旨煮」もご飯が進みます

旅行中には、甘い物を食べたくなることもあるかもしれません。「金沢日和」にもちょっとした甘味として、加賀野菜の一つ「五郎島金時の甘露煮」が入っています。五郎島金時はサツマイモの一品種で、石川県では定番です。甘くホクホクとしたサツマイモの甘露煮で、旅の疲れも取れそうですね。

たべぷろでは過去にも五郎島金時についてご紹介しています。

サツマイモとレモンでスイーツ! 五郎島金時のおいしい食べ方【レシピ付き】

温かいお茶と一緒に「金沢日和」を味わって!

駅弁を食べる時、「飲み物をどうしようか」と考えますよね? 「金沢日和」はちらし寿司がメインなので、温かいお茶と相性が良さそうです。おかずの味を引き立て、かつ、口の中をサッパリとさせてくれます。

寒い季節は温かいお茶と一緒に「金沢日和」を食べて体を温め、汗をかく時期は冷たいお茶と合わせるのがいいかもしれません。「五郎島金時の甘露煮」も入っていますし、この駅弁とはお茶がマッチしそうです。

緑茶、ブレンド茶もいいのですが、手に入れば、ぜひ香ばしい加賀棒茶を飲んでみてください。今回は別のお茶を合わせてしまったのですが、加賀棒茶はペットボトル入りも販売されています。

温かいお茶と「金沢日和」で金沢旅行を満喫しましょう

「金沢日和」は、目でも楽しめそうな彩り豊かな駅弁です。製造している高野商店は明治29(1896)年創業。120年以上にも渡り、こだわりの駅弁やお弁当を作り続けています。金沢へお立ち寄りの際は、ぜひ「金沢日和」を手に取ってみてください。

<まとめ>
オシャレ(カワイイ):キュートな包み紙&きれいな彩りの盛り付け♪
コスパ:ベニズワイに高級食材「のどぐろ」まで!
ヘルシー:魚介中心だけど、野菜は少なめ?
食べやすさ:列車内でもOK!のコンパクトなパッケージ

<販売情報>
「金沢日和」
価格:1000円(税込)
主な販売駅:JR金沢駅、加賀温泉駅、福井駅
製造:株式会社高野商店 (TEL 0761-72-3311)