サツマイモとレモンでスイーツ! 五郎島金時のおいしい食べ方【レシピ付き】
石川県金沢市のお隣にある河北郡在住の北陸家庭料理研究家・大象みかです。石川県では秋になると、加賀野菜の1つ「五郎島金時」というサツマイモが一斉に売り出されます。石川県では定番の野菜で、箱ごと買う家庭も多く、我が家も今年2回目の購入です。「加賀野菜・五郎島金時」の続編となる今回は、五郎島金時を使って箸休め感覚のおかずの「サツマイモのレモン煮」を作り、バニラアイスを乗せたり、ホットケーキに入れたりしてスイーツにアレンジしてみます。
上品な甘みの五郎島金時
前回の記事(サツマイモでかき揚げパン! 五郎島金時のおいしい食べ方)でもご紹介した五郎島金時。主に金沢市粟ヶ崎地区や内灘砂丘で生産されています。日本海に面した砂丘地の通気性・保水性によって、ホクホクした甘いサツマイモが育まれます。県外の人に贈答品として贈ることもありますね。
五郎島金時の特徴は、糖質系で、ホクホク感が強いことと、上品な栗のような甘みがあることです。
焼き芋や大学芋などおやつにすることが多いのですが、今回は綺麗な皮の色を活かして、「サツマイモのレモン煮」を作ろうと考えました。箸休め感覚の一品になり、お弁当のおかずにもなります。
また、五郎島金時の甘さなら、おいしいスイーツになるはず!と思い立ちました。サツマイモのレモン煮にバニラアイスを乗せたり、ホットケーキに入れたりして味わってみます。
サツマイモのレモン煮
<材料 2人前>
・サツマイモ 250g
・レモン 1個
・水 400㏄
・砂糖 大さじ3
・醤油 小さじ1/2
<作り方>
1.サツマイモはよく洗い、皮付きのまま1~2cmくらいの輪切りにして、水にさらしておきます。
2.レモンは1/2は果汁を絞り、残りの1/2は皮をむいて薄く輪切りにします。
3.鍋に水とレモン果汁を入れ、砂糖を加えて溶かします。その中にサツマイモを入れて、10分ほど煮ます。
4.サツマイモに火が通ってきたら、色付けのために醤油を入れ、輪切りのレモンも入れて、更に5分ほど煮ます。サツマイモに竹串が刺さるようになったら、出来上がりです。その後、余熱で味をなじませましょう。
サツマイモのレモン煮を食べてみると
サツマイモのレモン煮が色鮮やかに仕上がりました。五郎島金時のホクホク感に、レモン風味のしっとりとした汁がしみて、爽やかなおかずになりました。温かいままでもいいですが、冷めてもおいしく食べられるので、お弁当に入れても良さそうです。
一口食べると、レモンの酸味がふわっと広がって、五郎島金時の素朴な甘さとよく合います。砂糖で煮てあるので、レモンも酸味が強すぎることはありません。サツマイモとレモンを交互に食べると、甘さと程良い酸味の両方を味わうことができます。
肉料理や揚げ物を食べた後、口の中をさっぱりさせたい時にお勧めの料理です。子供にも年配の方にも喜ばれそうな、あっさりとしたおかずです。甘い物が苦手という方でもすんなり食べられそうな味付けです。
サツマイモのレモン煮をスイーツにアレンジ!
<アレンジに使う材料>
・バニラアイス
・板チョコ
・ホットケーキミックス
・卵1個
・牛乳
サツマイモのレモン煮 バニラアイス乗せ
サツマイモのレモン煮にバニラアイスを乗せて、チョコレートを刻んだものを振りかけました。バニラアイスの冷たい甘さと、サツマイモの優しい甘さが交互に楽しめるスイーツになりました! サツマイモにチョコレートの香ばしい甘さが加わって、食後のデザートにも良さそうです!
サツマイモのレモン煮入りホットケーキ
サツマイモのレモン煮を角切りにして、ホットケーキの中に入れて焼いてみました。バターを乗せてハチミツをかけてあります。ホットケーキのふんわり甘みのある生地から、素朴な甘さのサツマイモが出てきて、2倍楽しめるスイーツになりました!
バターの滑らかな塩気のある味やハチミツの豊潤な甘みと合わさると、サツマイモ入りホットケーキもさらに深みのある味わいへと変わります。休日の朝食にも良さそうですし、子供のおやつにも良さそうなアレンジ料理になりました。
サツマイモのレモン煮を作ってみましょう!
「何かもう一品おかずを作りたい」と思った時は、サツマイモのレモン煮をお勧めします。サツマイモとレモンがあればできますし、市販のレモン果汁でも作れます。サツマイモの皮の色が綺麗なので目でも楽しめる料理です。
五郎島金時は、インターネットでも購入できます。手に入った時は、ぜひ、サツマイモのレモン煮を作ってみてくださいね。
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