神戸市在住のたべぷろ編集部員の田添マチ子です。神戸・三宮にある「ひょうごふるさと館」には、兵庫県内の美味しい食べ物が集結しています。私の行きつけですが、ここで気になる食べ物を発見しました。たくさんの麺類が並ぶコーナーで異彩を放っている麺を見つけてしまったのです。
その名も「芽かぶそうめん」。この名前を見た時、私はただ見ただけで素通りしました。なぜなら普段「芽かぶ」なるものを口にしたことがないからです。実は、私、海藻が苦手なのです。それでも引き返したのは他ならない「麺」だったから。炭水化物LOVERとしては試してみないわけにはいきませんから!というわけで、今回は淡路島にある平野製麺所が作っている「芽かぶそうめん」のご紹介です。

ほのかに磯の香りが

全国製麺協同組合連合会が、一年を通じて麺に関心を持ってもらうために11月11日と、毎月11日を「麺の日」に制定しました。「1」を麺に見立てているのですね。麺好きはそんな日を気にせず週に何回も食べている方も多いと思いますが。

この平野製麺所が作っている「芽かぶそうめん」は、マツコ・デラックスさんが出演する「月曜から夜ふかし」で紹介されて大絶賛だったとか。この「芽かぶそうめん」には、鳴門海峡産の芽かぶを地元の漁師さんから直接仕入れ、麺に練りこんで作っているそうです。

一袋200グラム入りです。外装から覗く麺は素麺と同じような細さ。ちょっと気を付けて持たないと折れてしまいそうです。早速袋を開けてみると、ほのかに磯の香りがしてきました。それになんときれいな緑色なんでしょう!

嬉しいことに、4つの束にされていました。計る手間が省けて助かります。それにこの黒帯、ちょっと高級感があっていいですよね。早速お湯をたっぷり沸かしましょう。

芽かぶそうめんの茹で方

茹で方は普通のそうめんと変わりません。たっぷりのお湯を沸騰させてパラパラ入れて90秒から120秒。私は毎回100gと決めているので、二束入れました。途中で差し湯をしながらぼんやりしていたら3分茹でていました! ヤバい!と急いでザルに移したところ、湯気と一緒に磯の香りがフワーンと香ってきました。「本当に芽かぶ入りなのね~」と感じた瞬間です。

ザルに上げたら普通のそうめんと同じように流水で締めます。でも3分茹でたからといってフニャフニャになることもなく、むしろ3分茹でたほうがちょうどよかったくらいです。

麺つゆとドレッシングで味わう!

普通に麺つゆは用意しました。しかしザルに上げた時の磯の香りで、“海藻サラダ”のイメージが湧いたので、冷蔵庫から急遽ドレッシングを出してきました。

まずは普通に麺つゆにつけました。麺つゆの味の後から磯の香りが追いかけてきます。おいしいです♪ しいて言うなら、麺つゆは薄めで作ったほうが「芽かぶそうめん」の味を楽しめるでしょう。


我が家には常時、さまざまなドレッシングがスタンバイしており、この日は「キユーピー ノンオイル きざみ玉ねぎ」と「キユーピー ノンオイル 香りのごま」、そして兵庫県佐用町特産の「ひまわりのドレッシング」がありました。

しかし素麺をドレッシングに浸けて食べるという習慣がない私には、これはチャレンジングなこと。一口分の芽かぶそうめんを器に移し、まずは「玉ねぎドレッシング」をチビチビと乗せて和えてみました。

食べてみると、本当にサラダみたい! 美味しかったです。「ごまドレッシング」「ひまわりのドレッシング」をかけてみても、それぞれ別の雰囲気を楽しめました。でもどれもちゃんと芽かぶそうめんらしい磯の味が楽しめました。私は麺つゆよりもドレッシングのほうがおいしいと感じました。

女性にうれしい食物繊維も

そうめんの主な原材料は小麦粉です。あとは食塩くらいでしょうか。この平野製麺所が作る「芽かぶそうめん」には芽かぶとワカメの粉末が入っています。それはつまり食物繊維が含まれているということです。

日本人が不足しがちな食物繊維を、炭水化物を食べながら摂取できるということなのです! これは女性にとっても嬉しいことではありませんか。今回はできませんでしたが、普通のそうめんと一緒に二色素麺にしたら見た目にも楽しいでしょう。

マツコ・デラックスさんも絶賛の平野製麺所が作る「芽かぶそうめん」はネット通販などでも簡単に購入できますので是非試してみてくださいね。私のように海藻が苦手な方にもお勧めします!