毎日のお弁当作り、頑張りすぎていませんか? 作り手も楽しみながら続けられるお弁当ライフが私の理想。つくりおきや、前の日の晩ごはんを取り分けておくことで、おかずの確保はできても、見た目や栄養のバランスがイマイチ…なんてことも。
メインになる大きいおかずのリメイクレシピ、彩り豊かな小さいおかず、美味しそうにみせる詰め方テクニックを知って、お弁当生活をもっともっと楽しみましょう。

その1:メインとなる大きいおかずは晩ごはんから取り分けて、さらに美味しくリメイク

以前のお弁当の記事はこちら
手作り弁当生活を楽しく続けよう!頑張りすぎない3つのコツ

朝から揚げ物は少しばかりハードルが高い…ですよね。前日の晩ごはんに、から揚げやとんかつをする日は、少し多めに作ってお弁当用に取り分けておきましょう。たくさん作ることで美味しくなる煮物もリメイク可能おかずです。

余ったら明日のお弁当に入れよう!と淡い期待をしてしまうと、余らなかった時の精神的ダメージは意外に大きいものです。出来上がったおかずは、晩ごはんとしてお皿に盛りつける前に取り分けてしまうことをおすすめします。

「残りもの」ではなく「残しておいたもの」、既に調理済みのおかずを使って作るリメイクおかずは「手抜き」ではなく「時短」という意識も大切です。すでに美味しいものをさらに美味しくリメイクして、レパートリーを増やしましょう。

から揚げ

タレ技でリメイク。どれも材料を混ぜるだけで簡単!

マヨダレ
・マヨネーズ:大さじ1
・ケチャップ:小さじ1
・練乳:大さじ1

甘辛ダレ
・コチュジャン:大さじ1
・みりん:大さじ1
・砂糖:大さじ1
・醤油:大さじ1/2

ネギダレ
・すし酢:大さじ1
・醤油:大さじ1
・ごま油:小さじ1
・長ネギ:5cm(みじん切り)

とんかつ

・細長く切って海苔巻きの具材に
・卵でとじてかつ丼に
・パンで挟んでサンドウィッチに

煮物

・ひじきの煮物は水菜とあわせてドレッシング要らずのサラダに

・筑前煮や肉じゃがは細かく刻んで卵焼きの具に

・かぼちゃの煮物はゆで卵とマヨネーズを加えてかぼちゃサラダに

その2:彩り豊かにする小さなおかずの選び方

煮物や揚げ物、焼き物などメインとなる大きなおかずはどうしても茶色くなりがち。すき間埋めにも欠かせない小さなおかずは、彩りの良い食材を使うことで、見た目だけでなく栄養バランスも良いお弁当にランクアップ!お弁当のフタを開けるのが楽しみになるようなランチタイムは午後からの活力にも繋がります。

白…ごはん・パン・レンコン
黒…ゴマ・海苔・ひじき
赤…トマト・にんじん・鮭・ラディッシュ
緑…ピーマン・ブロッコリー・オクラ
黄…卵・とうもろこし・サツマイモ
茶…肉・魚・きのこ
紫…赤玉ねぎ・紫いも・レッドキャベツ

その3:お弁当は見た目も大切!美味しく見せる詰め方の基本

私たちは食事をするとき、五感をフル活用して料理を味わっています。五感の中でも「視覚」が果たす役割は特に大きいとされています。お弁当箱のフタを開けて最初に働く五感は「視覚」。おかずの色や形、照りやお弁当箱の素材などがまず目に入ります。

一生懸命作ったおかずたち。お弁当箱を開けた瞬間「美味しそう!!」と思ってもらえたら嬉しいですよね。詰め方を工夫したり、ちょっとしたコツを知って、いつものお弁当を「ほめられ弁当」に変身させましょう。

詰める順序(基本)

ごはん(白)→メインおかず(茶)→小さなおかず(赤・黄・緑)→彩りおかず(黒・紫)

ごはんとおかずのバランスは「1:1」

お弁当箱の半分のスペースにごはん、残りの半分のスペースにおかずを詰めます。「メインおかず1.5」:「小さなおかず1」:「彩りおかず0.5」が理想的。

詰め方のコツ

ごはんは緩やかな傾斜をつけて盛り付け、傾斜に立てかけるようにおかずを詰めます。アスパラやインゲンなど長さのあるおかずは立てて詰めるのもおすすめ。お弁当箱の中でおかずが動かないように、隙間埋めおかずを使ってきっちり詰めましょう。

この春からお弁当生活がスタートする方も多いと思います。今は100円ショップなどでカラフルなお弁当グッズもたくさん揃います。食材で彩りが足りない時は、おかずカップやピックなどの力を借りて「ほめられ弁当」にチャレンジしてみてくださいね。