梅雨が明けたとたんに夏真っ盛りな九州。福岡在住、家庭料理研究家のノザワエミです。子どもたちの夏休みが始まり、冷蔵庫には冷たいおやつが欠かせない我が家。夏に弱りがちな胃腸の調子を整え、夏バテにも効果的な豆乳を使ったデザートを作りおきして楽しんでいます。
使い勝手の良い豆乳は乳アレルギーっ子にも嬉しい食材。今回は我が家で特に人気の高い豆乳で作る冷たいデザート3品をご紹介します。冷蔵保存できるので時間のある時にまとめてつくっておけるのも嬉しいですね。どれもとても簡単なので、子どもといっしょに作るのもおすすめです。乳アレルギーのないお子さまには牛乳で作ることも可能です。

台湾スイーツ豆花(トウファ)

豆腐よりは柔らかく、豆乳ゼリーのようなふるふるとした食感がやみつきに!

【材料】2人分
調製豆乳 300ml
砂糖 小さじ1
粉ゼラチン 5g
水 大さじ2

<ジャスミンシロップ>
ジャスミンティーのティーバッグ 1袋
水 200ml
シュガーシロップ 大さじ1

【作り方】

1. 粉ゼラチンを水大さじ2でふやかす。

2. 鍋に豆乳を入れ、60度くらいまで温める。(湯気が少し上がるくらい)

3. (1)のゼラチンと砂糖を入れ完全に溶かす。

粗熱が取れたら冷蔵庫で固まるまで冷やす。

4. シロップをつくる。小鍋にシロップ用の水を入れ沸かし、沸騰したら火を止めてティーバッグを入れる。

蓋をして5分抽出し、ティーバッグを取り出す。

シュガーシロップを加え混ぜ合わせたら冷蔵庫で冷やす。

5. 冷えて固まった豆花を大きめのスプーンですくって盛り付け、ジャスミンシロップをかけたら完成。

お好みでクコの実やフルーツや餡子、きな粉、タピオカなどをトッピングしても美味しいです。

あっという間にできちゃう豆乳もち

少ない材料であっという間にできるのが嬉しい!

【材料】2人分
調製豆乳 300ml
片栗粉 大さじ5
黒蜜 お好みの量
きな粉 お好みの量

【作り方】

  1. テフロン加工のフライパンに豆乳と片栗粉を入れ、よく混ぜ合わせる。(片栗粉を完全に溶かす)
  2. 中火にかけながら木べらでよく混ぜる。底から固まり始めたら弱火にして、約2分練る。
  3. ひと塊になったら、濡れ布巾の上に鍋を移してさらに1分よく練る。
  4. 練り上がったらフライパンに入れたまま粗熱が取れるまで待つ。粗熱がとれたらかぶるくらいの水を入れ冷やす。(氷を入れてもよい)冷えたら水の中で食べよい大きさにちぎる。
  5. 器に盛り付け、黒蜜、きな粉をかけたら完成。

クリーミーで優しい味わいの豆乳しるこ

夏は冷やして、冬は温めてもおいしい!

【材料】
豆乳飲料(抹茶味) 200ml
冷凍かぼちゃ 100g
茹であずき缶 40g
片栗粉・水 各小さじ1/2

【作り方】

  1. 冷凍かぼちゃは耐熱容器に入れラップをして電子レンジで袋の表示通りに加熱し冷ましておく。
  2. 鍋に豆乳飲料(抹茶味)を入れ中火で温める。
  3. (2)に水溶き片栗粉を加えさらに混ぜ合わせ火を止める。
  4. (3)の粗熱が取れたら冷蔵庫でよく冷やす。
  5. 器に(4)を入れ、(1)とあずきを盛り付けたら完成。

豆乳の種類

栄養素を豊富に含む豆乳。スーパーやコンビニなどで目にする豆乳にはいくつか種類があり、どれを購入すればよいか迷う人も多いのでは?豆乳の種類を知って、自分に合ったものを選びましょう。

<無調整豆乳>
豆乳に水以外のものを加えていない、大豆固形分が8%以上(大豆タンパク質換算3.8%以上)のもの。大豆本来の味やおいしさをダイレクトに感じることができる。

<調製豆乳>
豆乳に砂糖、塩、油脂、香料などを加えて飲みやすくし、大豆固形分が6%以上(大豆タンパク質換算3.0%以上)のもの。

<豆乳飲料>
調製豆乳に果汁やコーヒーなどを加えた飲料で、果汁入りとその他に分けられます。果汁入りは大豆固形分2%以上(大豆タンパク質換算0.9%以上)、その他は大豆固形分4%以上(大豆タンパク質換算1.8%以上)のもの。