ついやってしまいがちな間違ったお箸の使い方
BIO料理研究家の倉岡生夏です。私たちの日常の食事に重要なアイテムのお箸。最近洋食を食べる機会が多いとはいえ、お箸は欠かせないですよね。そんな日頃当たり前に使っているお箸。きちんとマナーを守って使えているでしょうか?
お箸の持ち方、自己流になっていませんか?
食事に限らず日常に行っている行動は体にしみついていますよね。日頃のマナーを勘違いしていると間違っている事に気がつかないで行ってしまいます。
お食事のマナーやお箸の持ち方ですが、大人だからできている、と言うわけではありません。マナーを知識として知っていても楽なほうを選択していたり、くせになり自己流になってしまいます。
これが正しいお箸の持ち方です。
下の写真のようにお箸がバッテンになっている人をみかけます。こちらは正しい持ち方ではありません。
私も小さい頃はこの持ち方しかできませんでした。学校に入る時に自ら恥ずかしいと思い練習したのを覚えています。
まず、正しいお箸の持ち方を心がけてみましょう。苦手な方でも練習をすると綺麗なお箸の持ち方になります。一度覚えるとそれ以外の持ち方ができなくなります。
間違ったお箸の使い方
寄せ箸
箸を使って料理のお皿を引き寄せたり、押したりしてしまうこと。少し手に届かないなぁ、と思う時についやってしまいますが、正しい使い方ではありません。お皿を手でとるように心がけましょう。
ねぶり箸
箸の先をなめたりしゃぶったりすること。大人ではあまりみかけませんが小さいお子さんがやってしまいます。くせになる前に指導できると良いですね。
迷い箸
箸を持ちながらどの料理を食べるか迷うこと。また器のなかで自分の食べたいものを探すのも禁物です。鍋料理などでつい行ってしまうので気をつけましょう。
刺し箸
料理に箸を突き刺して食べること。つるつるすべる里芋など刺したい気持ちはわかりますが刺すのはマナー違反です。つかみにくい料理のときは小皿を近くまでもってきて食べたりしましょう。
渡し箸
箸を茶碗などの中央に置くこと。つい、やってしまいますよね。日頃から箸置きに戻すという習慣をつけることが大事ですね。箸は箸置きに戻しましょう。
子どもたちのお食事のマナーのお手本に
みなさんは正しいお箸の持ち方できていますか?教えられていますか?
駄目とわかっていても、ついやってしまうものもあると思います。こういう日常のマナーは日頃正しくできていないと、いざというときに正しいマナーができなかったりします。
また子供の場合は見て覚えるので親が間違っていても、それが正しいと思ってしまいます。私たちはマナーのお手本になるわけです。
最近は外国人の方も和食を食べる機会が多いので、外でもお箸の使い方などお手本にされているかもしれませんね。和食を正しいマナーで美味しく、楽しく食べましょう。
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