マルタイでは主力の棒状「マルタイラーメン」と並んで、「長崎皿うどん」がもう一つの柱としてラインアップしている。発売して40年に迫り超ロングセラー商品だが現在、通常の「同白湯風味」「同オイスターソース味」のほかに、「太麺皿うどん」「サクッと皿うどん」がある。今回は販促策として、「太麺皿うどん」を対象に「大名マルタイ」と題したキャンペーンを実施。1月25日から2月28日までの約1ヵ月間、福岡市中央区の若者の集う大名エリアでこの「太麺皿うどん」を使ったオリジナルメニューを同地区の飲食店30店舗の料理人が開発し、提供している。

各店舗、プロの料理人たちが日頃の腕を振るい、具材豊富で趣向を凝らした太麺皿うどんメニューが考案され、人気を博している。居酒屋から焼き鳥屋、ギョウザ専門店、角打ち酒場、中華料理店、シーフードレストランなどあらゆる業態の外食店が参加している。

その一つ「オーガニックカフェgift」では、「トリュフ香る木の子とベーコンのカルボナーラ風皿うどん」を考案提供している。

青木左京料理長は「パスタ料理をイメージし、トリュフを使うなど高級感を演出した。麺とソースとの相性は、パリパリ感を大事にした」と述べた。

期間中に来店すれば、料理人の「太麺皿うどんレシピ」を全員に配布。また、抽選で11種類の同社商品「マルタイ豪華セット」が当たる。

即席麺メーカーとして原麺を活用した何通りにもできるメニュー開発で、さらに同品の活用の幅を広げたいとしている。「太麺皿うどん」は新技術で麺の一部を空洞化させてサクサク感を強調した新食感に生まれ変わっている。

◇日本食糧新聞の2018年2月14日号の記事を転載しました。