オタフクオースは28日にオープンする地元流通大手イズミの新型商業施設「LECT(レクト)」に同社として初出店するコンセプトショップ「Vege Love it!(ベジラビット)」の概要を5日、発表した。レクト1階専門店フードコート内にオープン。“野菜”と“健康”をテーマに、さまざまな野菜を使用した新感覚のカラフルなお好み焼き「ベジコ焼」をはじめ、同社のものづくりの原点として70年以上つくり続ける“酢”と野菜で作る「お酢デリ」などを提供する。

店舗内にはガラス張りの「ソース工房」を設け、「ベジコ焼」にかけるソースやドレッシングなどオリジナルの調味料を製造し、来店客に味わってもらう予定で、家庭でも楽しめるよう一部製造したソースやドレッシング、ピクルスなども販売する。

店舗で提供される「ベジコ焼セット」は、5種類あるベジコ焼から3種類選び、お酢デリ、サラダ、スープが付き950円(税込み)。お酢デリも同社調味酢で味付けしたものから一つ、ソース工房で作るソースとドレッシングも一つずつ選ぶことができ、お好みでスムージーやデザートを付けることも可能だ。同社では健康に関心が高い20~40代の女性をメーンターゲットとしている。

同社の今期キーワードは「Healthy」。健康寿命延伸に向けたさまざまな取組みを強化しており、今回の店舗出店は一般消費者との直接コミュニケーションが可能となることから、同社の活動PRをはじめ、商品開発につながる情報収集にも注力していく。

ガラス張りのソース工房や物販スペースも備えた店舗(イメージ)

◇日本食糧新聞の2017年4月12日の記事を転載しました。