生原酒を飲みながら野球観戦いかが、甲子園球場で売り子がサーバーから提供
日本盛(兵庫県西宮市)は7日から阪神甲子園球場(同市)で、同社人気商品「しぼりたて生原酒」の販売を始めた。同日の阪神・巨人戦から、観客席の売り子が蔵元直送の生原酒をサーバーから提供した。売り子が球場でサーバーを使って日本酒を売るのは全国初。
「しぼりたて生原酒」は、製造後、一切の加熱処理や割り水を行わず、かつては蔵人しか味わうことができなかった希少な酒。同社は13年9月に「生原酒」の量り売り常設店舗を阪急電鉄西宮北口駅構内に全国で初めて開店。15年2月には生酒専用充填(じゅうてん)設備で製造し、品質の安定化を行った。
また、品質保持性の高いボトル缶を採用することで長期間の常温流通を可能にした、業界初のボトル缶入り生原酒「日本盛生原酒ボトル缶」を2アイテム発売。17年2月には1アイテムを追加し、現在、3アイテムを販売している。
1杯(1合)を550円(税込み)で提供。曽我浩常務取締役は「全国的に知名度が高く、毎年、多くの人が訪れる阪神甲子園球場内で生原酒を提供できないかというアイデアから実現に至った。生原酒を片手に、より試合観戦が盛り上がると考えている。甲子園球場と日本酒という組み合わせを提案することで、一人でも多くの人に西宮の日本酒、さらには日本盛を知ってもらえれば」と話している。
◇日本食糧新聞の2017年4月12日号の記事を転載しました。
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