東京都に住むパンライターの大谷りえ子です。お正月に欠かせないのがおせち料理ですけど、毎日おせちばかり食べていては飽きてしまいますね。今回は残ってしまった黒豆を混ぜるだけの簡単な黒豆の有効活用をご紹介します。

おやつにオススメな黒豆サンドイッチ

黒豆といえば、「まめに働く」などの語呂合わせから、おせち料理には欠かせない食材です。

そんな黒豆に含まれる「アントシアニン」は、老化の原因とされる活性酸素を押さえる抗酸化作用があるとされています。その他にも、黒豆には多くの栄養成分が含まれ、さまざまな薬効効果があるとされています。

ご紹介する「黒豆サンドイッチ」は、食べやすくてお子様のおやつにもお勧め。ティラミスに使われるマスカルポーネを選んだのは、クリームチーズのような酸味がなく、やさしい甘さが黒豆の色を引き立てるのにぴったりだからなんですよ。

黒豆とマスカルポーネでサンドイッチ

<材料>
食パン 2枚
ミニ食パン 2枚
黒豆 100g
マスカルポーネ 100g
グラニュー糖 大さじ1(黒豆の甘さによって加減する)
ブランデーエッセンス 少量(お好みで)

<作り方>

  1. 食パンは耳を落とし、マスカルポーネにはグラニュー糖とブランデーエッセンスを数滴混ぜておく。(ミニ食パンは耳を落とさず、そのまま使います)
  2. 食パンにマスカルポーネを塗り、黒豆をきれいに並べる。
  3. マスカルポーネをたっぷり塗って食パンでサンドする。
  4. 良く切れるナイフでカットして出来上がり。

<ポイント>

マスカルポーネは温度が高くなるとゆるくなってしまうので、サンドした後はラップに包んで5分ほど冷蔵庫で休ませます。

少し固さが戻ったころに冷蔵庫から取り出してカットした方が、見栄えがいいです。

残ったイクラやかまぼこもサンド!

おせち料理で余った材料をパンにサンドしました! 今回選んだ材料は…黒豆、いくら、かまぼこ、卵焼き(伊達巻)、プチパン、バゲット、自家製粒マスタード。

作り方は簡単! 好きな材料を選んで挟むだけです。

おせち料理は、「めでたさを重ねる」という意味で重箱に詰められます。各段ごとに詰める料理が異なり、「この段にはこれを詰める」というルールと素材や料理には意味が込められています。

こちらは、少し基本から外れて自由な感じで詰めていますが、母から受け継いだ重箱です。和の伝統を引き継いでいます。

今回選んだパン屋さんとオススメのパン

nichinichi (ニチニチ)
小田急線の新百合ヶ丘駅から徒歩圏内にオープンして、今月1周年を迎えたパン屋さんです。
神奈川県川崎市麻生区万福寺4-8-4 ペルナ 101号

キタノカオリ食パン:北海道産小麦キタノカオリ100%の小麦粉を使った、もちもち食パン。この食感が、日本の和の素材と調和しています。

nバゲット:4種の粉と自家製酵母を使用し、低温長時間発酵させた香り高いバゲット。

Mont-Thabor 麻布十番本店
1977年創業で麻布十番に本店を持つお店。こちらの一番人気は甘い「北海道牛乳パン」ですが、今回はシンプルな食パンを選びました。
東京都港区麻布十番2-3-3