宮崎県宮崎市在住のオタク系スイーツライター・和山エリーです。大学進学を機に宮崎市へ移住。人情あふれるあたたかいこの街に魅せられ、さらには宮崎の豊富な「食」の魅力の虜になりつつあります。食の宝庫として名高い宮崎県ですが、寒い冬にピッタリのソウルフードが根強い人気を集めています。その名も「辛麺」。宮崎県の延岡市が発祥の、激辛フリークにはたまらないその味わいには県内外を問わず定評があります。

宮崎県のソウルフード「辛麺(からめん)」

辛麺を取り扱っているお店は複数ありますが、基本的な内容は概ね一貫しており、「スープの辛さが選べる」「麺の種類を選べる(こんにゃく麺、中華麺)」「二ラが入っており卵でとじてある」「ニンニクが入っている」と言う感じになっているようですね。

ちなみに「こんにゃく麺」と言っても本当に白滝が入っているわけではなく、小麦粉とそば粉とを練り合わせたもののプルプル感がこんにゃくに似ていることからこのように呼ばれているようです。

また、お好みでご飯を入れられるお店もあります。唐辛子の辛さとニンニクのコクとのコラボがやみつきになってしまうという方も多いのだとか。まさにソウルフードであると言えるでしょう。

自宅で手軽に楽しめるインスタントタイプも登場

このように多くの方々から愛されている辛麺ですが、近頃は自宅でも手軽に利用出来るインスタントタイプも販売されています。画像のものは一般的な辛さの「辛麺」ですが、より辛さを追求する方には「辛辛麺」というものもあるのだとか。辛麺あなどる事なかれ。非常に奥が深いインスタント食品であると言えるでしょう。

さて、今回はこのインスタントタイプの辛麺の美味しい食べ方についてご紹介していきたいと思います。

辛麺×餃子

まずお勧めなのが「餃子」を投入する方法です。崩して中の種をスープに混ぜ込んでも美味しいですし、コクのあるスープが染み込んだ餃子をパクリといただくのもまた絶品!

餃子を投入するタイミングが早すぎるとべちゃっとなってしまうので、麺を茹でてほぐれ始めた頃に鍋に加えると良いでしょう。

辛麺×さばの水煮

意外に合うのが、「さばの水煮」です。脂の乗ったさばの出汁と醤油ベースのスープとが絡み合い、コクが増したスープはこれまた絶品!完成した辛麺の上に缶詰のさばの水煮を添えるだけでOKです。

さばの水煮には「GLP‐1」という、ダイエットに適しているホルモンも多く含まれているので、積極的に摂りたい食材の一つでもあります。ぜひ試してみて下さい。

辛麺×ウインナー

インスタントラーメンに密かに合う食材として名高い「ウインナー」ですが、辛麺との相性も抜群です。お湯が沸騰し、麺を入れるのと同じタイミングで投入するとパリッとしたボイルウインナーの風味を味わえます。

あらびきタイプのウインナーを選ぶのがポイントなので、こちらも併せておさえておきましょう。

辛麺×豆苗

豆苗は非常に栄養価が高く、しかも安価で手に入れられます。炒めたりサラダにしたりなど様々な調理法で味わえる野菜でもありますが、辛麺にもとても合います。

お湯が沸騰したタイミングで麺と一緒に鍋に入れるとしんなりとした歯ごたえになりますし、シャキシャキとした硬さがお好みの場合は、麺がほぐれる位のタイミングで豆苗を投入すると良いでしょう。お好みに合わせて色々な硬さを試して下さい。

このように、宮崎のソウルフード「辛麺」を自宅で楽しむ場合には色々なアレンジを楽しめます。お店でいただく際には「二ラ、卵、ニンニク」がセオリーなわけですが、おうちで召し上がる場合にはそれらをあらゆる素材に置き換えることが可能になるので、そこで「こんな食べ方もあるんだ!」と新しい発見をするのもまた醍醐味の一つと言えるでしょう。

いろいろな種類のインスタントタイプの辛麺が販売されており、インターネットなどでも購入できるようなので、宮崎県以外にお住まいの方も、寒い時期だからこそぜひこの「辛麺」を味わってホクホクになってみてはいかがでしょうか。