伊藤園は、抹茶の旬となるこの時期だけのぜいたくな味わいが楽しめる「氷水出し 抹茶入り お~いお茶」(ドリンク製品)と「京都宇治抹茶入り お~いお茶」(リーフ・ティーバッグ製品)を11月27日から投入した。

茶の湯の世界で行われる「口切りの茶事(ちゃじ)」に習い、秋までじっくりと低温保存で熟成させたお茶会用抹茶(京都府産)を使用。熟成することで苦渋みがとれた甘みを楽しめる逸品となる。抹茶の最需要期となる12月に、同社茶師による実演販売「大茶会」を全国の店頭で実施、旬のおいしさを訴求しながら、「お~いお茶」ブランドの価値向上を目指していく。

27日に開催した「伊藤園 旬の抹茶“口切り”PRイベント」の会場で、安田哲也マーケティング一部お~いお茶ブランドマネジャーは「11~12月にかけてのこの時期は、約400年前に千利休が作り上げたといわれている抹茶の旬の時期となる。抹茶の世界では茶人の正月といわれているこの時期にリニューアルを行い、氷と水でお茶を淹れることで、苦渋みを抑えた、甘みのおいしいお茶を多くの人に伝えていきたい」とあいさつ。

ゲストとして登場した同アイテムのCMキャラクターの三浦春馬に「口切りの茶事」を指南した相澤治マーケティング一部お~いお茶ブランド商品チーフは「抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)を春に新茶を摘み、つぼなどに入れ、梅雨や暑い夏を超えると苦渋みが抑えられ、抹茶にした時に、より一層まろやかな味になることから、この時期は茶人が待ち焦がれた時期になる」と説明した。

「口切りの茶事」を体験した三浦は「素晴らしい体験ができた。『氷水出し 抹茶入り お~いお茶』は撮影現場でも好評で、多くの人に楽しんでもらいたい」と語り掛けた。

◇日本食糧新聞の2017年12月11日号の記事を転載しました。