皆さんが普段食べているお米、実は知らず知らずのうちに損していることがあるんです。今回は、お米の知って得する豆知識をご紹介します。 お米は大きく分けると玄米、胚芽精米、精白米(無洗米含む)、もち米の4つに分類されます。

お米は4つに分類される

玄米とは、“もみ殻”をむいたもの。

胚芽精米とは、玄米の“ぬか部分”を丁寧に取り除き、胚芽を残したもの。

精白米(無洗米含む)とは、玄米の“ぬか部分と胚芽”を取り除いたもの。

もち米とはもち性をもつコメの品種群を指します。

今回は精白米について少しお話します。精白米は「白米」「精米」とも呼ばれています。普段皆さんが日常的に食べられている白いご飯はこの精白米なんです!

やっぱり精白米は簡単に美味しく炊ける!

ヤマトライス(アスパラごはん)

一番たくさん食べられている精白米、しかし……? 玄米→胚芽精米→精白米と進むにつれて、ビタミンやミネラル、食物繊維などの身体に良い成分は失われてしまいます。お米を玄米のまま食べれば栄養バランスの優れた健康的な食事ができるのですが、玄米は精白米のように炊こうとすると何時間も水に浸さなければならないという欠点があります。

その点、精白米は水に浸す時間を設けなくても炊くことができます。水加減さえ間違えなければ、十分に美味しく炊けるのです。

「無洗米」ならもっと時短・節約に!

ヤマトライス

一般の精白米よりも、もっと簡単に炊き上がるのが“無洗米”! その名の通り洗わなくていいお米です。精白米は、玄米の“ぬか部分と胚芽”を取り除いていますが、表面にはまだ粘着性のある“肌ぬか”が残っています。その肌ぬかを精米工場で取り除いたものが無洗米なのです。

「でも、無洗米って、高いんでしょ……?」と思っていませんか? そんなことはありません。

ヤマトライス

通常、1合のお米を研ぐためには、平均1,500mlの水を使うと言われています。しかも、ごしごし洗えば洗うほど、使う水の量は増え、栄養分は削られてしまいます。

こんなデータがあります。一人当たりの年間米消費量は54.6kg。

1合=150gですから、54,600g÷150g=364合。1合あたり約1,500mlの水を使うから、お米を研ぐのに使う年間の水の量は、なんと546,000ml! 500mlのペットボトルに換算すると、なんと約1,092本分にもなるんです…!

これはあくまでも一人当たりの水の使用量なので、家族の人数分をかけると、ビックリですよね!? 無洗米は多少お値段が張っても、この水の量を考えると、かなりお得になるということをお分かりになりましたでしょうか。

ヤマトライス

無洗米に水を入れると、白い濁りが出ますが、これは“ぬか”ではなくお米の「旨み」です!! 旨み成分が溶け出したものですので、決して研がないでください。また、手も荒れませんし、ネイルをしていても大丈夫! そして栄養も流れ出ません。

無洗米は、メリットがたくさんあってオススメなんです。一度無洗米にすると、その便利さから無洗米の虜になるかも……!? 何気なく購入して、食べているお米。実はまだまだ知らないで損していることがたくさんありそうですね。

ご意見・質問があればぜひメールでどうぞ syokuryoshinbun@yamatosangyo.co.jp

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