紅葉がすすんでいる日本ですが、オランダはもうほとんど冬です。11月になると気温が10度を下回り、冬物コートとマフラー、手袋が外出時の必須アイテム。この頃になると、オランダの家庭で食され始める夕飯Hutspot(ヒュッツポット)を、今回はご紹介しますね。

材料はジャガイモ、玉ねぎ、にんじん、スモークソーセージだけ

オランダの冬場の夕飯の代表格が、Hutspotです。材料は、ジャガイモと玉ねぎ、にんじんとスモークソーセージ。

これだけ?はい、これだけです。これで夕飯になるのです。ソーセージをお肉に変えれば、肉じゃがにもなるし、カレーにもなります。日本だとこれに、ご飯やお漬物などが付きますが、オランダ料理にはそれはつきません。

たったこれだけなのですが、この料理の歴史は古く、ジャガイモがヨーロッパにもたらされる以前から原型があったとかないとか。イランからもたらされたニンジンを使って作られていたようです。

この料理は地理的に近いベルギーでも食されていますが、ベルギーとオランダでは作り方がちょっと違うようです。オランダは、水で煮るのに対してベルギーはローリエの葉を水に入れて煮るそう。

材料も作り方もシンプルなこの料理は、細かい説明はいりません! 早速作り方をご紹介しますね。

Hutspot(ヒュッツポット)のレシピ

<材料(4人前)>
ジャガイモ 750g
ニンジン 750g
玉ねぎ 750g
スモークソーセージ 約800g
塩 適量

<作り方>

  1. ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎの皮を剥き、一口大ぐらいに切る。
  2. 鍋に水を入れて、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎの順に鍋に入れて、塩を少々入れたら火にかけ材料に火が通るまで煮る。野菜に火が通ったら、ソーセージを加えて10分ぐらい煮る。
  3. ソーセージが温まったら、鍋からソーセージのみを取り出し、水を切る。水切りが出来たら、ポテトマッシャーで鍋の中のジャガイモ、ニンジン、玉ねぎを潰す。
  4. 粗めに潰したら各自取り分けて、先に温めておいたソーセージを人数に切って分ける。ハイ出来上がりです!

見た目より深い味わい

作り方もこれだけ??と思われるでしょうが、ホントにこれだけです。忙しい主婦には、この上なく有難い夕飯のメニューですよね。そして味わいはというと多くを期待しなければ、美味しいです(笑)。

非常にシンプルなのですが、煮ることによってニンジンと玉ねぎの甘みが引き出され、見た目よりは味わい深いんですよね、これが。ソーセージの味も少しだけして、意外と奥深い味です。

バリエーションとしては、ソーセージの代わりにハッシュドビーフを添えることもあるようです。正直、初めて食べた時は「何だこりゃ?」でしたが、そのうち慣れてきました。

この料理で何より有難いのは、作り方が簡単なのでつきっきりで調理をする必要がないため、調理時間の節約ができること。とても簡単なので、これなら料理が好きになるかもしれませんね。