愛知在住フードライター瀬山野まりです。愛知で生まれ育ち、愛知の食文化に触れながら、愛知で暮らしています。愛知の昔から今に至るまでのさまざまなグルメをたくさんご紹介できたらと思います。名古屋土産定番の一つ、しるこサンドをご存じでしょうか。安くておいしく、食べ始めたら止まらないおすすめの一品です。そんなしるこサンド、そのままぽりぽりと食べるのもおいしいですが、食べ方を変えてもおいしいものです。そこで今回は代表的なしるこサンドのアレンジした食べ方をご紹介します。

しるこサンドは名古屋みやげの定番

しるこサンドとは愛知県小牧市にある松永製菓株式会社が販売している、あんをビスケット生地で挟んで焼き上げたお菓子です。

北海道産のあずきを使用したあんは、はちみつやりんごジャムと共に練られたもので、あんの風味を引き立て、なおかつコクのある仕上がりに。ぽりぽりと固めのビスケットは程良い甘さでついつい食べ進めてしまい、あっという間になくなってしまうと評判です。

定番のしるこサンドだけではなく、抹茶風味やスティックサイズ、生しるこサンドなどさまざまな商品が展開されています。

公式サイトで掲載している食べ方、そしてさらに簡単にアレンジしたものを試食してみたいと思います。

飲み物に浸す

牛乳に浸す、という簡単なアレンジです。しるこサンドは硬めのビスケットなので、少し漬けるとまた違ったおいしさが楽しめます。大体5~7秒ほど漬けると程良い状態になります。それ以上漬けると柔らかくなりすぎてしまうかもしれません。

牛乳の他、コーヒー、麦茶、ウーロン茶、抹茶で試してみましたが、どれもそれぞれ違った良さがあります。コーヒーや抹茶だとほろ苦い味わいとしるこサンドの甘さをお互い引き立て、麦茶、ウーロン茶ではさっぱりとした味わいになりました。おすすめは麦茶です。麦茶の麦の風味が小豆とマッチしているのか、食が進みます。

オーブントースターで焼く

オーブントースターで焼く方法は、単に温められるだけではないのか?と思っていましたが、違いました。温められることで生地が柔らかくなり、あんの風味がより濃厚に感じられるようになります。

ポリポリという食感からしっとりとした柔らかさになり、別のお菓子のような食感に。ただししるこサンドは薄く、オーブントースターで焼くときは焦げやすいです。様子を見ながら取り出しましょう。

チーズを載せる

チーズはスライスチーズを使いましたが、チーズの塩味が効いていてお酒のつまみになりそうなおいしさがありました。チーズならどれでも合いそうですが、クセが強いものだと相乗効果を発揮しにくいかと思います。おすすめはクリームチーズなどフレッシュ、セミハードのゴーダ、おなじみのプロセスチーズです。

また、チーズなので焼いたらおいしいのでは、と思いオーブントースターで載せて焼いてみましたが、チーズが溶けだすタイミングで取り出すと焦げてしまうこともしばしば。そこでレンジで温めてみると丁度良い具合に仕上がります。スライスチーズを二枚重ねにして載せ、レンジで10~20秒。硬さが残りしっとりと温かいしるこサンドととろりとしたチーズがぴったりです。

アイスに添える

ウエハースのようにアイスに添えて食べてもおいしいですね。アイスはバニラアイスがぴったりです。ひんやりした甘いアイスがしるこサンドと良く合います。

そのまま付けて食べても良いですが、クラッシュしたしるこサンドとアイスを混ぜ合わせることもおすすめです。バニラアイスのミルキーな甘さにざくざくとしたしるこサンドの食感と和の風味がおいしさをアップ!

30個食べても飽きない!しるこサンド

今回の記事を書くにあたり、しるこサンドを30個くらい一度に食しましたが、まだ飽きません。さすがに30個食べた直後はしばらくはいいかなと思っていたはずなのに、翌日には平然とお茶請けとして食べていました。やっぱりおいしかったです。

病みつきになるしるこサンド、そのまま食べてもアレンジしてもおいしいです。ぜひお土産に、そしてお土産に貰ったらいろいろ試してみてくださいね。